アプリ開発を検討する場合、目標を明確にすることが重要。アプリマーケティングにおいて注目すべきなのがアクティブユーザー数です。アクティブユーザー数を増やす方法をみてみましょう。
目次
アプリ開発で重要なアクティブユーザー数
アプリ開発を始める前に、まずアクティブユーザー数とはなにかということを理解しておきましょう。アクティブユーザー数(AU)とは、ある特定の期間内にサイトを訪れた人の数を指します。
アクティブユーザー数を知ることによって、同期間内に、サイトを訪れた人の人数を把握することが可能です。一定期間内であれば同ユーザーが何度サイトを訪れても1AUとみなされます。
また、企業のサイトを訪れた回数や閲覧したページ数に関係なくカウントされます。
自社で企画したアプリがどれくらいの人にリリースされているか、サイトを訪れた人がどれくらいいるかなどを知るための指標になるのです。
しかし、当然ながらアプリがインストールされたからといって全ての人がアプリを使用しているわけではありません。
休眠ユーザーとは
一旦アプリをインストールしても休眠ユーザーといって、ほとんど使っていない人が存在します。
休眠ユーザーがアプリ離脱から7日間経過した後、30日以内にログインする割合は、平均で約2割程度となっています。すなわち、7日以上起動しなかったアプリは、8割のユーザーが再び起動することはないのです。
本当によいアプリはアクティブ率が高い
人気に加え、広告や宣伝、PRなどにお金をかけることで、ユーザー数は一定まで伸ばすことができるのです。このようにしてインストールを伸ばすことができても、その後にアンインストールしたり、使われずに休眠するなどによって利用が継続しなければ、アプリの成長は望めません。
本当に良いアプリというのは、「アクティブ率」がよいアプリなのです。
アクティブ率とは、実際にアプリをインストールして所持しているユーザーの中でどれくらいの割合アクティブユーザー(利用者数)であるか示したものです。
アプリアクティブユーザー率指標
アクティブユーザー率指標には、下記のようなものがあります。それぞれみてみましょう。
・MAUは月間アクティブユーザー数のことを指します。MAUを重要な指標にしているアプリは、ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社が提供しているパズルゲーム「パズドラ」です。長い期間ユーザーが飽きずに利用できるようにMAU指標を重要視して運営しています。
・WAUは週間アクティブユーザー数を指します。WAUを重視しているアプリは、株式会社AbemaTVが提供しているインターネットテレビ局、AbemaTVです。
・DAUは1日間のアクティブユーザー数を指します。DAUを重要視しているのは、株式会社サイバーエージェントが運営している音楽配信アプリの、AWAです。
アプリのアクティブユーザーを増やすためには?

アクティブユーザーを増やすための対策としては、以下のような方法があります。
レビューの改善に取り組む
Circというニュースアプリでは、「良質なレビューがダウンロード数の増加を促進する」という仮説で、アクティブユーザー増加のためにレビューの改善に取り組みました。
具体的にはアプリ内で「よいレビューを書いてくれそうなユーザーに絞ってレビュー依頼を出す」という施策を打ちました。この結果約9割の人から星5つを獲得しました。
休眠ユーザーに再利用を促す
実は、多くのアプリで売上の5~20%を休眠から復帰したユーザーが担っているという特徴があります。もしすでに多くの休眠ユーザーがいるならば、あらたに新規ユーザーの開拓をするよりも今いる休眠ユーザーを復帰させる対策を取る方が効率はいいでしょう。
また、ユーザー目線で考えた場合そのアプリを使うメリットをしっかりと伝えることも重要です。世の中には多くの似通ったアプリがあり、ユーザーにとっては正直「どっちでもいい」と感じることがあります。このような場合、何を基準にアプリを選ぶかといえば、やはり自分にとってどのようなメリットがあるかという点が重要になります。
例えば、そのアプリをインストールし会員登録をすればお誕生月にクーポンが貰えるとなると、お得感があります。
自社のアプリに対して思うようにアクティブユーザー数が増えない、インストール数は多いが利用者は少ない、休眠ユーザーが多いなどの悩みはありませんか?
アプリ開発に多くの実績がある「piece」では、クライアント様にあったさまざまなプランを提供することができます。マーケットニーズを十分理解しているので、リリースまでスムーズに安心してお任せいただけます。
アプリは、広告や宣伝費、人気度などからインストール数をある程度まで増やすことは可能です。
しかし、インストールされたからといって、実際にそのアプリを使うかどうかは別問題です。アプリマーケットで一番重要になるのは、アクティブユーザー数、アクティブ率です。
本当に価値あるアプリを作るために、どのような会社に依頼するのかは重要ですので慎重に考えましょう。
ぜひ「piece」へのご依頼を検討してみてください。