
生活をしていて、こんなアプリがあったら便利だな、こんなアプリが作りたいな、と感じることもあるでしょう。そんな時、どうやって発注すれば良いんだっけ?と疑問が出てくると思います。
手探りで発注するのもいいですが、それだと重要な手順を踏み損ねて、アプリ開発が失敗してしまうかもしれません。せっかく思い浮かんだアイデアです。ちゃんと成功させましょう。
そのためには、まずアプリの発注方法を知ることが大切です。
今回は、スケジュールの立て方からリリースまでの、アプリの発注方法を詳しく解説します。
【スケジュールを立てる】アプリの発注方法
発注をする前に、まずはどういったスケジュールを立てるべきかなどを考えましょう。ゴールがなければ道筋も見えなくなってしまいます。開発がスムーズに進むよう、スケジュールを含んだ開発工程表を作っておく必要があるのです。
■まずは外注先の選択
発注の前に外注先を選びましょう。しかし、あまり発注経験がないと、どの外注先が良くて、どこが悪いのかわかりませんよね。
外注先を選ぶ際の判断材料は以下の通りです。
・外注先会社の信頼性
・外注先のコミュニケーション
・納品後のサポート
・個人 or 企業
ここで挙げている「個人 or 企業」に関してですが、個人事業主の場合だと、料金を抑えられるなどメリットはある反面、体調不良などで納期が遅れることがあります。
逆に企業だと、料金はやや高めですが、担当者が体調不良でも代わりがいるため納期遅れの心配がないです。
その他の判断材料を考慮した上で、どちらの外注先にしようか決めましょう。
■費用やスケジュールを決める
外注先が大方決まったら、今度は費用やスケジュールなどを決めましょう。
まずアプリの開発費用ですが、見積費用の平均は350万前後と言われています。また、要求が抽象的だったから工数多めに見積もって金額が高くなったという意見もあります。そのため、要求はなるべく明確にしておいたほうが、安く抑えられるかもしれません。
次にスケジュールは4ヶ月半程度が目安となっています。どれだけの工数がかかるのかわからなければ、一応4ヶ月半前後で設定し、細かい部分は外注先と話合ってすり合わせていくと良いでしょう。
■重要なのはゴールをイメージすること
これまで説明してきたことを考える上で、最も重要なのは「ゴールをイメージすること」です。もう少し噛み砕くとアプリを作る「目的、動機、目標」を明確することになります。
たとえば、「このアプリは迅速に作りたい」のなら、短納期に。急いで作ってもらう分、費用も上乗せする、など開発工程表が作りやすくなります。
さらに、ゴールをイメージすれば、外注先とアプリのイメージを共有しやすくなるのポイントです。
そうなれば、外注先からも提案しやすくなり、お互いにとって理想的なスケジュールや費用で動くことができるのです。
【企画を作成】アプリの発注方法
アプリの発注方法に必要な外注先やスケジュールなどを決めたら、次に企画を作成しましょう。
■ターゲットを決める
まずターゲットを決めましょう。これを決めずにアプリを開発してしまうと、ニーズに全くマッチしていないものが出来上がるかもしれません。
売れる、人に役立つアプリを作るのなら、ターゲットを決めるのは必須なのです。ニーズに合ったアプリを作るのなら、以下の項目を意識しましょう。
・ターゲットの属性
・ターゲットの状況
・ターゲットの悩み
・世間のニーズ
・ターゲットの類似アプリやサービスの感想
これらが意識してターゲット設定ができたら、次は情報収集です。
■情報収集を行う
情報収集で集める情報は以下の通りです。
・著作権に引っかからないかの確認
・類似しているアプリはあるのか
・アプリ機能に関する情報
・参考アプリ、またはデザイン
現在、100万以上のアプリが配信されています。今思い浮かんでいるアプリが、他と類似していないのかの確認は必須です。
そして、著作権も同様に重要。もしかしたら、著作権に抵触すれば、アプリのリリースができなくなる可能性もあります。
問題なくアプリをリリースするためにも、企画段階で情報収集を行う必要があるのです。
■どのような機能を付けるか考える。
次にどのような機能を付けるべきか考えましょう。
機能を決める上で重要なのは、「ターゲットに有益かどうか」です。また、このターゲットは先述したことを踏まえると考えやすいです。
たとえば、ターゲットが一般向けなら、機能もわかりやすく簡単に。といった形で決めるのが良いです。
あなたの中で加えたい機能などあるかもしれません。しかし、それがターゲットにとって使いづらいものであれば、却下するのも勇気も必要です。
ターゲットの立場になって、必要な機能を付けましょう。
【リリース】アプリの発注方法
リリースもアプリの発注方法を説明する上で欠かせません。最後の最後まで詰めていかなければ、いくら開発工程表を一生懸命作っても、アプリの売れ行きが悪くなるかもしれません。
リリース後のことも考えて、アプリの発注方法を考えましょう。
■テストを繰り返し、リリースをする。
リリース後に重大なミスが発覚しないよう、テストを繰り返しましょう。そのために、「テスト仕様書」などチェックリストを作っておくことを勧めます。
もし、リリース後に重大なミスが発覚すれば、アプリのイメージ低下にも繋がり、ターゲットが離れてしまうかもしれません。
チェックリストに沿って、画像のデザイン、レイアウト、機能の動作などを確認し、リリースに備えましょう。
■リリース日にもこだわる。
リリース日も売上に影響します。たとえば、もしターゲットがアクセスしづらい曜日にリリースすれば、出遅れてその後の売上にも響きます。
そのため、リリースするならターゲットがアクセスしやすい日を選ぶのがベストです。リリース日を決めるなら、審査期間から逆算して計算し、理想的な曜日を見つけましょう。
■プレリリースも出す
たとえ便利なアプリだとしても、存在が知られなければ売れません。新着のプレスリリースの掲載期間は短いですが、PRの一環として出しましょう。
プレスリリースを出すのなら、ニュース系サイトもいいですが、使い心地などリアルな声も届けたいのなら、レビュー記事も効果的です。
■リリース後はアプリを運用する。
アプリはリリース後も重要です。作るだけ作って後はノータッチとなれば、アプリの売れ行きも序盤だけ盛り上がり、以降は下り坂になってしまいます。
いつまでも使ってもらいたいのなら、リリース後も定期的にプロモーションを行う方が良いでしょう。さらに、プロモーションを実施することで、新規ターゲットの獲得にも繋がります。
リリース後もアプリ利用者を増やすたいのなら、その後の運用も視野に入れるべきです。
このようにアプリの発注方法は、外注先からリリース後まで考え抜いた方が理想に近いアプリができます。ここまでこだわって発注するなら、信頼できるところにお願いしたいですよね。
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■ 失敗しないアプリ開発のために

アプリを作る目的を明確にせずになんとなくアプリを開発してしまっては、大きな予算をかけてアプリ開発を行っても思ったような成果を得ることはできません。
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