投稿日:

ビーコン(Beacon)とはいったい何?

O2Oマーケティングで注目される機能の一つに「ビーコン(Beacon)」があります。ビーコンとはどんな機能なのか、導入するとどのようなメリットがあるのか、具体的な活用方法を紹介します。

ビーコンの解説とその活用方法

「ビーコン」の本来の意味は「狼煙(のろし)」です。現在では「位置などの情報を伝達できるツール」として認識されています。

一口に「ビーコン」と言っても、その種類は様々です。例えば道路上のビーコンは赤外線や電波を発射して車の流れを把握します。登山者が携帯するビーコンは雪崩が発生すると、雪に埋もれても電波を発信して居場所を教えてくれます。電波を使用しなくてもHTMLメールに埋め込んで受信者の行動を監視できるWebビーコンもあります。

スマホで使えるビーコンはBluetoothの信号を利用しています。かつてはBluetoothの機能をONにしないとビーコンを受信できませんでしたが、2013年にAppleが「iBeacon」という無線通信技術を採用したことで急速に普及しました。

仕組みとしては、ビーコンが発信した信号をスマホがキャッチすると、位置や端末の情報がインターネット上のサーバーに送られます。さらにアプリのプッシュ通知と組み合わせれば、企業から顧客に知らせたい情報を送れます。いわば企業と顧客がコミュニケーションを取るきっかけになるのです。

こうした機能はスマホ以外でもBluetoothを受信できる端末があれば利用できます。例えば2016年に一大ブームとなったPokemon GO用のウエアラブル端末「Pokemon GO Plus」はビーコンとのやり取りによって、スマホを見ていなくてもイベントの発生に気づける仕組みです。

Bluetoothはバッテリーの消耗が激しいのが難点です。ビーコン用の端末では「BLE(Bluetooth Low Energy)」という規格を用いて消費電力を抑え、ボタン電池でも長期間稼働できるように工夫されています。

ビーコンの種類とその価格

位置情報を伝達できるツールには他にもGPSやWi-Fiがあり、どちらもスマホに標準で搭載されている機能です。それでもわざわざビーコンを使用するのは独自のメリットがあるからです。

ビーコンは他のツールよりも信号を送れる範囲が狭く、端末の大きさにもよりますが数センチから数十センチ程度です。その代わり精度が高く、屋内や地下など他の信号が届きづらい場所でも問題なく利用できます。BLEによって電力の消費が抑えられ、信号同士の干渉が少ないのもメリットです。

GPSは位置の測定に人工衛星を利用しています。信号の届く範囲が広いため、精度は今一つです。またビーコンに比べて信号を受け取る端末のバッテリー消費が激しいという欠点もあります。

Wi-Fiは信号を受信したアクセスポイントの位置までは分かりますが、それ以上の精度はあまり期待できません。電波の強弱を調節できないので、狭い範囲で複数のWi-Fiを利用すると信号が干渉して動作が不安定になる恐れがあります。

以上のことから建物内や地下など限られた範囲で情報をやり取りするのであればビーコンが適しているでしょう。

ビーコンの信号を発信する端末は用途に合わせて様々な種類があり、それぞれ消費電力やBluetoothの届く範囲などが異なります。最も小さいタグやボタン型であれば2,000~3,000円程度で購入できます。一般的な据置型やUSB接続型になると3,000~5,000円くらいです。

さらに防水防塵だと5,000~10,000円くらい、ソーラーシステムが備わっていると10,000~20,000円など、屋外向けの端末になるほど価格は高くなります。広範囲で使用するために5~10個のセットで販売されているものもあります。

ビーコン導入によるメリットって?

ではビーコンを導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。企業側と顧客側、それぞれについて紹介します。

企業側のメリット

ビーコンはスマホの位置を取得できるので、IoTの一環として店内やイベントスペースに複数の端末を設置すれば、顧客がどのように行動したか意識させずに把握できます。その情報に基づいてレイアウトを変えるなど効果的な誘導や販促が可能です。

さらにスマホのアプリと組み合わせれば、顧客がインストールするとビーコンを受信するたびに必要な情報を通知できます。例えばその日のセールなど最新情報や、その場所ならではの音声ガイドです。さらに実店舗や観光地のチェックイン、スタンプラリーにも活用できます。顧客の情報が蓄積されれば、より効果的な広告を配信できるでしょう。

顧客側のメリット

顧客は企業が提供するアプリをスマホにインストールすると、ビーコンの信号を受信した時にお得なクーポンや割引券がプッシュ通知で送られてきます。また、水族館や美術館などその場所で必要な情報も簡単に入手できます。いずれも他の方法で提供されていたサービスですが、ビーコンなら顧客にベストなタイミングで通知できるのがメリットです。

スマホで利用できるビーコンは信号を受信すると顧客の位置情報が取得され、代わりに企業から必要な情報が届けられます。GPSやWi-Fiよりも精度が高く、導入するだけなら費用も手頃です。ただし無闇に情報を送りつけてしまうと、顧客から通信を切られてしまいます。導入にあたっては、本当に顧客が必要とする情報を提供するようにしたいものです。

■ 失敗しないアプリ開発のために

アプリ開発虎の巻無料プレゼント実施中

アプリを作る目的を明確にせずになんとなくアプリを開発してしまっては、大きな予算をかけてアプリ開発を行っても思ったような成果を得ることはできません。
アプリ開発で失敗しないための、始める前に知っておくべき情報・目的を明確にするためのステップを「アプリ開発虎の巻」を公開中!
販促アプリ開発に大いに役立ててください。

■ まずは資料請求!

先ずは資料請求

JokerPieceでアプリ発注をした際に弊社でできることや、過去の制作例、実績など資料にてご覧いただけます。販促アプリのPieceを受託するだけでなく、よりクライアント様に最適なプラン提案をしながら共に作り上げていく開発スタイルを得意としております。またITエンジニア支援、教育訓練事業も行なっております。