近年、店舗アプリを導入する企業が増えています。
そこで今回は、企業が店舗アプリを導入するメリット・デメリットとおすすめの業者を紹介します。
O2Oとは?
O2Oとは、Online to Offline(オンライン トゥ オフライン)の略で、オンラインからオフラインへの送客という意味です。
もう少し詳しく説明すると、オンラインで宣伝をしてオフラインで商品を購入してもらうことを目指すマーケティング手法のことです。
ちなみにO2Oは「オーツーオー」と読みます。
また、最近では多くの企業でO2Oの意識が高まってきており、
SNSなどを使い、商品やセール情報を告知して実店舗への来店を促している企業も増えてきました。
O2Oの具体的は始め方を一部紹介
具体的にO2Oで実施されている手法を一部紹介します。
・SNSの公式アカウントからセール情報・商品情報の告知。
・お店の魅力を伝えるブログを開設して運用する。
・クーポンの配信やポイント(スタンプ)カードを機能が入った店舗アプリを配信する。
あくまでも一部の例ですが、このような活動がO2Oと呼ばれるものです。
なんとなくイメージは掴んでいただけたと思います。
O2Oで出来る事
ここではO2Oで出来ることを4つ紹介します。
1:新規顧客の獲得
2:再来店促進
3:即効性のある告知
4:顧客一人ひとりに合わせた販売促進
1:新規顧客の獲得
新規顧客の獲得をすることができます。
SNSやWebサイトを使った情報発信は不特定多数のユーザーに一気に情報を届けることができるので、
店舗や商品を知ってもらうキッカケになり、新規顧客の獲得を狙うことができます。
2:再来店促進
再来店促進させることもできます。
専用アプリをインストールしてもらい、そのアプリからクーポンを配布したり、セール情報をプッシュ通知することで既存の顧客に再来店を促すことができます。
3:即効性のある告知
即効性の高い告知をすることも可能です。
SNSなどのリアルタイムなサービスを利用して、実店舗で使えるクーポンの配布やセール情報を発信すれば、効果がすぐに表れやすい告知ができます。
4:顧客一人ひとりに合わせた販売促進
顧客一人ひとりに合わせた情報を発信することができます。
WebサイトやテレビCMのなどは、誰が見ても同じ内容の情報になってしまいますが、
店舗アプリなら使っているユーザーに合わせて発信する情報を変化させることができます。
Youtubeなども検索する人に応じて表示される動画の傾向が変わります。
このような機能のことをパーソナライズ機能と言います。
このパーソナライズ機能により、顧客のニーズに寄り添った情報をダイレクトに届けることができるので、より効果が高い販促活動ができます。
O2Oの8つの成功事例
ここからはO2Oの実際の成功例を8つ紹介します。
1:WEAR
WEARの特徴となる点は、商品のバーコードをスキャンすると、商品の価格やコーディネート例を見ることができるという点。 その場で購入しなくても、自宅でじっくり考えて、ZOZOTOWNなどで購入することもできるというシステムになっています。
店頭で商品を確認し、購入はECサイトに促すという、まさにWebと店舗の連動を実践しているシステムになります。 購入したアイテムをアプリで管理できたり、ECサイトと連携していたりと、ユーザーの利便性が考えられているアプリです。
2:ユニクロ
ユニクロは、AIがユーザーに合った買い物のアドバイスをしてくれる「UNIQLO IQ」が大きな特徴となります。 売り上げランキングから、人気の商品を紹介してくれたり、 おすすめのコーディネートや、トレンドワードからマッチした商品を見ることができたりします。
チャットボットによるやり取りをすることや、リアルタイムで在庫確認ができたりするのも、これまでのアプリとの違いです。 RFIDタグを採用し、商品一つ一つのデータを観察できるシステムを作り、ユーザーが実店舗に来店しやすい環境を整えています。 ユニクロが送信している時間限定のクーポンなども、来店を促進するのに有効な方法です。
3:ニトリ
ニトリのアプリには、店舗で買えなかった商品のバーコードを使って、ECかアプリで購入する機能「ショールーミング」があります。 ショールーミングができるので、ユーザーは手ぶらでショッピングを楽しむことができます。
実店舗ではレジに並ぶ必要がなくなり、利便性の向上から売り上げの向上効果があります。 持ち運びの手間もかからずに、ユーザーが安い価格で購入することができるのが、ショールーミングのメリットです。
4:ガスト
アプリ限定のクーポンを配信したり、位置情報を利用したりすることで近隣店舗への効果的な誘導を狙った施策を行っています。全国に展開していることから、どの店舗を利用してもポイントが貯まるポイントカードのようなシステムを導入しました。顧客がよりお得にガストを利用してもらえるように工夫されている成功例です。
5:ローソン
LINEアプリを使ったユニークな施策を行っています。人気商品の半額クーポンを先着150万人に配布したところ、実際に、10万人が店舗に引き換えに来た模様です。その来店した顧客の7割以上が、半額クーポンの商品だけではなく、他商品も合わせて購入したという結果が出ています。店舗への導入と購買に結びつけた成功例といえます。
6:PARCO
PARCOは2012年にECショップ「カエルパルコ」を立ち上げました。最大の特徴はネット通販の多様さで、「通常のネット購入(自宅配送)」と「店頭取り置き予約」の二つの購入方法が選べます。もともとは総合テナントビルとして成功をおさめていたパルコでしたが、実店舗を生かして商圏を拡大させる目的で、ECサイトを開設。実店舗には営業時間という制約がありますが、24時間商品の購入機会が増えたことで、売上拡大につながっています。「カエルパルコ」に参入しているショップには、月間の売上の約20%を「カエルパルコ」によって達成しているところも。
また、パルコはこの他、コーディネート共有アプリ「WEAR」にも参入。二つの販促アプリを連携させ、売上に繋げています。
7:赤ちゃん本舗
大手ベビー用品専門店の「赤ちゃん本舗」では、少し変わった方法でECショップを盛り上げています。店舗の一部にタブレットを並べ、店内にいながらにしてオンラインで注文する「ネット通販」が話題になりました。会計はその場で行い、最短で翌日以降の配達を行っています。
若者の車離れが進む現代、ベビーカーなどの大きな買い物を持ち帰るのも一苦労です。この購入方法であれば、支払いは店舗で、受け取りは自宅でと、持ち運びの手間を考えずに買い物を楽しむことができます。
また、以下のような集客ツールを導入することで、自社開発の販促アプリと同様の効果を生み出している企業もあります。
8:ビンゴン
クーポン配布アプリ「ビンゴン」は、秋田県の企業が提供するO2Oアプリ。 ビンゴが成立するとクーポンが配布される仕組みで、ユーザーに楽しんでもらいながらクーポンを配布することができます。
同サイトの過去の記事より引用
O2Oを始めるなら店舗アプリを使ってみよう
O2Oを始めたいと思われた方は店舗アプリを検討してみてください。
店舗アプリとは、実店舗への集客を主な目的とした、アプリのことです。
具体的には、ポイント(スタンプ)カード、プッシュ通知、クーポン配信、店舗情報の公開、などを行うアプリです。
上記で紹介した、ガストやニトリ、ユニクロがやっているようなアプリも店舗アプリに分類されます。
このアプリを顧客にインストールしてもらい、そのアプリからお得な情報やクーポンなどをお届けします。
それにより、オンライン(アプリ)からオフライン(実店舗)へ送客していきます。
おすすめの店舗アプリサービス
迷ったらGMOおみせアプリにしておくと無難だと思います。
「ポイント機能とプッシュ通知だけ導入したい」
そんな方に向けてオススメするのが、Piece Point Cardです。
Piece Point Cardなら費用はかなり抑えてポイントカードとプッシュ通知機能をアプリとして導入することができます。
使い方は簡単で、店舗のショップ専用のQRコードからお客様にアプリをインストールしてもらうだけです。
■ 失敗しないアプリ開発のために

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