起きてから、寝るまで、毎日生活のそばにあるスマートフォン。
現代人にとっても最も欠かすことのできない電子機器のひとつでで、そのスマホの機能や役割をどんどん拡大しているのが「アプリ」です。
そしてそんなスマホを活用して今やアプリをビジネスに利用するのは当たり前の時代。
ネットショッピングや現在の社会状況の背景からも、オンライン上で購入まで完結するカタログ機能のあるアプリを作ることや、実店舗でもオンライン上でも購入のタイミングや場所を限定しないオムニチャネルのためのアプリなど。
様々なタイプのアプリが存在しますが、販売促進効果を狙うならアプリの導入は不可欠になってきました。
しかし、アプリ開発には費用も手間もかかるもの。
そこで今回の記事では、コストパフォーマンスのよいアプリの開発や運用をするための方法とポイント、実際のサービスも合わせてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
アプリ開発方法
そもそもアプリの開発方法は大きくわけて2つあります。
自主開発するか、外部のサービスを利用しての開発かです。
では、まず自主開発について解説していきます。
アプリを自主開発する?
アプリの自主開発とはアプリの開発を外部のサービスや制作会社に頼むことなく、自分たちで開発することを意味しますがもちろんメリットとデメリットがあります。
メリットとしては、思いどおりのアプリを作れるために必要な機能を盛り込めますし、デザインの制約もありません。
「このようなアプリにしたい」というこだわりを、細部まで突き詰められます。
一方でデメリットとして挙げられるのは人材を確保の難しさです。
開発だけでなく、企画やデバッグ、テストまでするとなれば相応の人数が必要です。
そしてエンジニアやデザイナーはもちろん、大がかりになるほど進行役のプランナーや、まとめ役のディレクターもいなければいけないでしょう。
このように開発内容に見合った人材を確保するだけでも大変ですし、開発が終わってから退職されてしまうと、せっかくのリソースを活かせなくなってしまいます。
その代わり定着させるとなれば常に仕事を用意しなければならず、アプリの開発が頓挫すると宙ぶらりんになるというリスクもありますね。
では、次は外部のサービスや制作会社に外注する場合の開発方法をご紹介します。
フルスクラッチ
まずは、フルスクラッチ開発についてです。
フルスクラッチ開発とは、0からシステムを開発する方式で、この開発方法のメリットは主に2つあります。
複雑な機能や要件にも対応できる
複雑な機能や要件にも対応できるのがフルスクラッチ開発の最大のメリットだと言えます。
0からの開発を行うので極めて自由度の高い開発が可能なので、自分が想像しているデザインや機能を高い再現性で実現できます。
自主開発でも自分の思うイメージ通りに開発できることがメリットでしたが、やはりプロに任せるのと個人で行うのではレベルが異なります。
より細かく豊富な機能を導入の希望していて、こだわりぬいたアプリの開発を望むには一番最適な方法といえるでしょう。
追加機能の実装に対応しやすい
後から「この機能を付け足したい」と思った時に、比較的簡単に追加機能の実装がおこなうことができます。
もちろんシステム全体に影響を与えるような追加機能や改修をおこなうのはそう簡単な話ではありませんが、
影響範囲が限られているような追加機能や改修であれば簡単に対応することができます。
一方でもちろんデメリットも存在します。
開発期間が長い
0からの開発になるフルスクラッチ開発はパッケージソフトによる開発に比べ開発期間が長くなります。
また、開発に関わるすべての人と認識の合致が必要でそのためのミーティングなど実際に開発段階に入る前の準備段階にも時間がかかってしまうでしょう。
開発コストがかかる
0からの開発になるフルスクラッチ開発では、しかたいないことですが開発コストが高額になるケースがほとんどです。
スクラッチ開発の場合アプリの開発を専門としている会社に依頼することになりますが、アプリの仕様を同じ条件で依頼をしても費用は開発会社によって千差万別でしょう。
例えば、アプリに実装する機能・iPhoneの「iOS」・Android端末対応・開発に携わる人数・開発にかかる時間などによって変化しますが、特に会社の規模で携わる人数で費用の変動が生まれます。
規模や要件によってかかるコストは変わりますが、数百万円という費用は想定しておくべきでしょう。
ハーフスクラッチ
別の開発方法としてハーフスクラッチがあげられます。
ハーフスクラッチ開発(パーケージソフト)は、すでに出来上がった汎用的なシステムを利用して開発する方式です。
この開発方法のメリットも主に2つです。
導入費用を安く抑えることができる
すでにパッケージとして完成してあるアプリが存在しており、そこにカスタマイズしていく方式がハーフスクラッチ。
つまり0から作るフルスクラッチ開発よりも安く開発することができるので、そこがハーフスクラッチの最大のメリットです。
カスタマイズ次第で自分が望むアプリを開発することができる
もし、自分が作りたいと思う機能が全てパッケージの中に含まれているのであれば、自分が望むアプリを最短、最小コストで開発することが可能です。
とりあえず、最低限の機能だけが欲しいという場合でも欲しい機能は大抵揃います。
一方でデメリットはメリットはこちらです。
自分が望む機能が導入できない場合がある
ハーフスクラッチ開発の特徴でもありますが、既存のシステムの範囲内でカスタマイズできるだけなので、どんな機能でも実装できる訳ではありません。
つまり、その既存のシステム内に導入したいという機能がなければその機能は諦めなければならない状況が発生する場合があるということです。
カスタマイズしすぎると保守費用が高額になることがある
あまりに自由にカスタマイズして、機能を盛り込みすぎると高額な保守費用がかかってしまう場合があります。
まず最初は最低限必要な機能だけでアプリを開発することが重要ですね。
コスパを求めるなら?
簡単なアプリ開発なら、個人で行うことも可能で、実際にプログラミング言語が得意であれば趣味でアプリ開発・運用をする人も増えています。
しかしビジネスでアプリを活用する場合、機能も複数導入するなど複雑な内容になりがちなので業者に依頼するのがベターでしょう。
では、アプリ開発を外注するにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
アプリの分類 | 開発費用の相場 |
ショッピングカート系 | 100~300万 |
カタログ・フリーペーパー系 | 50~100万 |
通話・メッセージアプリ系 | 100~500万 |
ツール系 | 50~300万 |
ゲーム系 | 300~1000万 |
SNS位置情報系 | 500~1000万 |
アプリ内課金・多言語・アップ対応 | 各10~20万 |
SNS連携・アクセス解析 | 各5万 |
上記の表はあくまでも参考でもちろん会社ごとに見積もりしてもらうのが一番ですが決して安くない費用がかかりますね。
しかし、コストパフォーマンスのよい開発・運用と費用対効果を考えると、安易に費用が安いという理由でアプリの開発をしていいものでしょうか。
せっかく費用も払ってアプリを開発するならしっかりとしたアプリを導入したいけど、費用面も気になる・・・という方には「スモールスタート」をおすすめします。
スモールスタート
アプリ開発におけるスモールスタートとは、最低限の機能でまずリリースします。
そして利用データを分析しながら、新たに必要な機能を増やしていく方法です。
スモールスタートであれば、最低限の時間と費用でリリースをするので時間や予算を無駄にするリスクが無くなるので現実的なアプリ開発が出来るのです。
そしてアプリの導入は、開発して終わりではなく配信後の運営も重要です。
配信後、アプリは継続して使い続けてもらうためにも一度リリースして終わりではなく、ユーザーに何が受けているのか分析しながら開発を継続することが重要ですね。
おすすめのアプリ開発サービス
アプリを開発する際には、導入して運用してその後の分析をもとに改善していく必要があることがわかりました。
そこで実際におすすめのアプリ開発サービスをご紹介します。
CHACO-WEB.COM
株式会社CyberCatsのサービスで、高品質なアプリを格安で開発することを売りにしています。
販促アプリだけではなく、システム開発もできるのが強みで、多言語でのアプリ制作も可能です。
18つの機能から目的に応じて選択していき、最終的に完成したアプリの申請代行も有料ですが引き受けているようです。
販促アプリ開発パッケージ Piece
Pieceは拡張性の高く将来のカスタマイズにも強いので、あなたが望むアプリのイメージを形にすることが可能です。
23つもの豊富な機能から本当に必要なものを取捨選択することで、まずは最低限必要な機能からという始め方も可能です。
具体的にはクーポンの配布、プッシュ通知、デジタル会員証にポイントカードなどの基本的な機能から、レシート読み込み機能や、順番待ちお知らせ機能などアプリの用途に合わせて選ぶことができますね。
その他は選んだ機能の数の分の費用と管理画面の月額使用料のみなので余計な初期費用などは一切かかりません。
まずはお試しに導入してみて、その後の分析結果を参考にアプリ運用を進める「スモールスタート」にはまさにぴったりです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、コストパフォーマンスのいいアプリの開発と運用、それが実現可能な実際のサービスをご紹介しました。
インターネットの普及でかなり便利な現代に生きるユーザーは、せっかく導入したアプリもバグが多いとすぐにアンインストールする可能性が高いです。
アプリの分析からの機能の改善やコンテンツの改善は導入後も必須であるといえるでしょう。
そして、今後ビジネスの展開や成功のためにはオンラインとオフラインをつなげるこのアプリが不可欠です。
まずは、段階を踏んでカスタマイズしながらユーザー満足度の高いアプリの運用をしていきましょう。