いつでもどこでも簡単にスマホで検索したりアプリで調べることができるようになった時代。
iPhoneManiaによると日本人が所持するスマホアプリの平均は103個とかなり多いという印象を持ちますが、実際にその中で使用しているのは38個という結果です。
つまりアプリをダウンロードされても3分の1以下のアプリしか使用されず、それ以外のアプリはユーザーとのタッチポイントを失います。
そこで今回はアプリの導入を成功させるためにの重要なアプリ開発会社の選び方、大手企業とベンチャー企業の違いやメリットデメリットで比較しながら最後におすすめのアプリ開発会社をご紹介します。
アプリの導入は決定していて今後どの会社に頼むか比較、検討している方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
アプリ開発会社探す前に・・・
一度ダウンロードして終わりではなくその後も使用され続けるアプリを導入するためにはどんなことに気を付ければいいのでしょうか。
もちろんアプリのビジュアルや内容の構成に大きく影響を与えるアプリ開発会社の選択は非常に重要といえます。
しかしまずは、外部の開発会社に相談する前に導入を考えているアプリそのものをしっかり理解していることが大前提といえます。
アプリの目的や期待する効果
今回導入を考えているそのアプリの目的や期待する効果について明確にし共有することが大切です。
スマホの普及率のデータや実際にスマホは人々の日常生活において欠かせないものになっているという理由だけでアプリの導入を考えていたりしませんか。
たしかにスマホで簡単に調べられる世の中になりましたが、アプリ化するのに適する内容と適さない内容が存在します。
例えば、サッと何かを調べたいときには場所を選ばずに使用ができるスマホが便利ですがしっかり内容について理解したい場合などは小さなスマホの画面では不便に感じることがあるでしょう。
したがってデジタルの時代だからなんでもかんでもスマホのアプリにすればいいというわけではなく、以下の点を今一度考える必要があります。
- どうしてアプリを導入したいのか
- ユーザーにとってはアプリ化によってどんなメリットがあるのか
- アプリの導入によってどんな効果を期待しているのか
- その効果をを見込めるのか
これらの細かいところまでしっかり理解しておきましょう。
アプリのジャンル
アプリの導入といってもアプリには様々なジャンルがあります。
ECアプリや、ゲームアプリ、ポイントカードやクーポン配布などの販促アプリ、ツールアプリなどで、今回アプリの導入を考えているものはどのジャンルに属するのか確認してください。
なぜこの確認が必要なのかというと今後のアプリの開発会社を探すにあたって重要なポイントだからです。
アプリ開発会社の中でも、どのジャンルのアプリの開発が可能な会社と、特定のジャンルのアプリの開発を得意としている会社が存在します。
いうまでもなく、今回考えているアプリのジャンルの開発を得意としていたり、実際に開発実績があるところに依頼をしたほうがクオリティも高くなりますし話もスムーズに進みます。
2タイプのアプリ開発会社!
先ほど、どのジャンルのアプリの開発も可能な会社と特定のジャンルのアプリの開発を得意とする会社があるとお話しましたが、それらを含めてより大きくタイプ分けをすると開発会社が大手かベンチャーかの2つがあります。
大手とベンチャー企業の違いは簡単にいうと企業規模の違いや設立年数の違いなどがあげられますが、それぞれ特徴やメリット・デメリットが存在するので細かくご紹介します。
大手のメリット・デメリット
メリット
大手の開発会社に依頼するメリットとしてはなんといっても豊富な開発実績を挙げられます。
これは直接企業に対する信頼感にもつながります。
アプリ開発に限らず信用できるかできないかというのはあらゆる選択の場面で重要な要素となります。
もちろん一概に開発した実績が多いという数の部分だけで信頼しきってしまうのも危険ですが、1つの指標になるのは間違いないでしょう。
デメリット
デメリットは費用が高いということです。
アプリを導入にかけられる予算はすでに決まっていることが多いですよね。
大手であれば信頼感はありますが、その開発に携わる人材も増えてその分費用も増えます。
いくらいいクオリティのアプリを開発してもらっても費用をこえてしまったりすると、
実際にリリースして得る利益も減ってしまうので、費用をとるのかクリエイティブ力をとるのか吟味する必要があるといえるでしょう。
ベンチャーのメリット・デメリット
メリット
多くのベンチャー企業の特徴ともいえますが、チャレンジ精神旺盛な企業がほとんどです。
例えばどんなジャンルのアプリの導入を考えている場合でも、類似アプリとの差別化も考えなければいけません。
他には見ないデザインや機能を実装したいなどの要望もベンチャー企業であれば実現できる可能性が高いです。
また、費用も大手企業と比べると抑えることができます。
これは必要以上の人員を割かないことでリーズナブルは開発費用を実現することができるからです。
こうすることでなるべく安くで開発依頼をできるだけではなく、開発までのアプリに関するリクエスト等も不要な段階を踏まず開発者に届くことも可能にします。
この点は意外と重要で、リクエスト等伝えるときに伝言ゲームのように微妙なニュアンスの違いから致命的な認識のズレを引き起こす可能性があるからです。
デメリット
一方でベンチャー企業のデメリットは大手企業のメリットの裏返しになってしまいますが、信頼できるかを見極めるのは困難であるということです。
やはり名も知られていない、開発実績も多くない、けれども費用は安いというとどこか不安に感じたりしませんか。
出来る限り費用をかけたくないという気持ちは誰にでもありますが、費用が安いというのを理由に飛びつくのはよくないかもしれません。
ベンチャー企業でも、開発実績をしっかり公表している会社や創業から長く息が続いている会社であればある程度は信頼できるでしょう。
アプリ開発会社の選び方ポイント
それでは今回開発を予定しているそのアプリは大手企業かベンチャー企業、はたまたその中でもどんな企業に依頼すればいいのか迷ってしまいますよね。
アプリ開発会社はたくさん存在しているので、候補や最終的に開発会社を決める際に活用できる選び方のポイントをご紹介します。
- 費用について
まずは費用の問題です。
基本的に見積もりの金額でアプリが完成して公開されるのが望ましいですが、大幅な修正や追加開発が発生すると別料金を請求される場合があります。
完成後に不具合が発生したときの保証の有無と範囲、どのタイミングでどこまで支払うかも重要です。
- サポートについて
またアプリは公開して終わりではなく、長期的なサポートが必要です。
アプリは開発それ自体よりも、保守や運用が大事で、
開発費用の10%程度が保守費用としてかかってくると言われています。
初めの開発よりも、 アプリを成長させていく過程に時間や予算を割かないと成功しないといわれています。
保守は、OSのバージョンアップなどに対応させたり、細かいバグを直したりすることを指します。
この作業をしないと、アプリが使えなくなることも考えられるので必要です。
また、ユーザーのレビューや、利用分析を通じて、アプリを改善させていくことが求められます。
それに対してどれくらいの費用がかかり、どこまでサポートしてくれるのか確認しましょう。
まずは上記の2点を意識しながら、アプリの開発会社に複数見積もりを出します。
見積もりだけなら無料な企業が多いですし、アプリ開発にかかる相場をだいたい理解する事ができます。
その中で明らかに費用が高い場合、そしてそれに相当する特別な理由も見当たらない企業を候補から消していきましょう。
また、評判や口コミを調べることも忘れないようにしましょう。
もちろん誰でも書き込めるものなのでその口コミを100%信じるべきではありませんが、悪い評価が複数見つけたらそれには理由がある可能性が高いです。
できることなら悪い評価が少ない企業に依頼する方が安心です。
アプリ開発会社のおすすめ:大手
株式会社モンスターラボ
こちらの企業のアプリ開発実績は2200件越えと国内最大級レベルです。
また、開発したアプリのジャンルも縛られることなく多様に対応することができるのも強みです。
例えば3DやARの技術を使用したアプリやQRコードでのスマホ決済アプリ、学生向けの授業映像配信アプリ等最新の技術を含め様々なアプリの開発ができます。
東京本社含め5つの拠点を持つこの企業はグローバル展開も行っています。
日本国内だけではなく海外市場も視野にいれているのであればこちらのモンスターラボにアプリ開発を依頼するのもいいかもしれません。
チームラボ株式会社
こちらの企業は「チームラボ・ボーダレス」というインスタ映えとしても人気を博した商業施設を手掛ける会社で有名です。
イベントだけではなく広告制作やアプリ開発なども行っています。
ECアプリからイベント時のアプリなど日常的に使えるアプリも話題性を生むアプリの開発も得意としている会社です。
他にもサイネージ型自動販売機や受付システムなどインタラクティブなシステムの構築も多く手掛けています。
アプリ開発会社のおすすめ:ベンチャー
株式会社ジークス
こちらの企業はデザイン力×エンジニア力を強みとしていて、企画・デザイン・開発すべてであらゆる課題の対応を可能としています。
デザインで他のアプリと差別化したいと考えていたり、デザインだけではなくユーザーにちゃんと使われやすいアプリを導入したいというどちらの願いも叶えることができます。
開発実績としてはECアプリやデジタル教科書アプリ、そして自宅でネイルをプリントできるネイルプリンター「CureNel」のスマホアプリの開発などです。
個性的なアプリのリリースも相談できるのがこの株式会社ジークスだといえそうです。
ジョーカーピース株式会社
大阪に本社をおくジョーカーピース株式会社には今回導入を考えるアプリの開発はもちろんのこと、販促アプリのカスタマイズパッケージ「Piece」というものもあります。
カスタマイズパッケージというのは、アプリに必要な機能を豊富なオプションから追加し、その追加した分だけ費用がかかるので1からのアプリ開発に比べて費用をかなり抑えることができます。
例えば、まずはカスタマイズしたアプリを導入してみて反響があれば1からオリジナルのアプリの導入を考えている場合などお試し感覚でアプリを制作することができます。
これを利用すれば予算をかけて作ったアプリなのに期待した効果を生むことができなかったといったことを防ぐこともできます。
また、カスタマイズ性が高いので導入後の変更や修正、追加にも対応できるのもメリットといえるでしょう。
すでにどんなアプリを導入するか決定されていて1からアプリを開発してほしい場合ももちろん依頼することができます。
制作実績としてはスタンプカードアプリやECアプリ、企業の公式アプリにメッセージなどツールアプリなど多岐にわたります。
まとめ
いかがでしたか。
今回はアプリの導入が決まっている企業向けに、アプリ開発会社選択の重要性や会社選択の前にしておくべきこと、そして大手とベンチャー企業の特徴とメリット・デメリット、最後におすすめの開発会社をご紹介しました。
大手に依頼するにしろベンチャー企業に依頼するにしろ、ある程度の費用をかけてアプリの導入をすることになるので、できれば期待以上の効果を発揮できるアプリを制作してほしいものですよね。
その際やはりアプリ内容といった企画戦略面もですが、アプリの本体を作るアプリ開発会社の選択がその後に大きく影響してきます。
ぜひこの記事のアプリ開発会社選びのポイントやおすすめ企業も参考に、開発段階だけではなくリリース後も含めどのような対応になるのかしっかり見極め一番適切な開発会社を選択しましょう。