IKEAや無印良品などが使う家具通販アプリの成功事例をご紹介!!

家具通販アプリにはカタログ機能必須!?IKEAと無印の成功事例

カタログ通販アプリ

突然ですが、みなさんは家の家具は実店舗で購入していますか?

実は今や店舗ではなく通販で家具が購入されることも増えてきています。

外出することなくクリックだけで購入できる通販は便利ですが、問題は実際に届いた商品とイメージ画像とのギャップ

写真で見たときは魅力的に思えても、実際に購入して部屋に置いてみるとしっくりこないと感じることもあるかもしれません。

そこで、購入後のギャップを軽減するため、家具販売店をはじめ便利な機能を持った家具の通販アプリが登場しました。

人気を集める家具通販アプリの成功事例と共通して導入しているカタログ機能を解説していきます。

 

カタログ風アプリ?

家具

近年、家具通販アプリではなく多くの販促アプリが導入しているのがこのカタログ機能。

以前は、家具を購入する際に、家に届いてくるカタログをみてめぼしをつけてから実際に店舗に足を運ぶという流れがありました。

これだと、購入前に目で見て確かめることができるメリットはありますが、購入合わせて2度のアクションが生まれています。

また、届いてくるカタログは見ずに捨ててしまうという方もいるかもしれません。

そんな人たちにも商品のよさを届けるために、最近では多くの販促アプリがカタログ機能を取り入れています。

 

アプリで作るデジタルカタログとは、お店やブランドのアプリ内で商品の写真や詳細を閲覧できる機能のことです。

例えば通販のアプリのように、商品がカテゴリごとに分けられていたり、キーワード検索ができたりするものも、カタログ機能のひとつといえます。

 

カタログ機能のメリット・デメリット

この家具通販アプリでカタログ機能を搭載するメリットは、スマホでも見やすく、検索しやすい、直接購入につなげやすいということです。

パソコンなどの大画面ならともかく、スマホで商品一覧などのデータ容量の大きいページを読み込もうとするとどうしても時間がかかってしまいますし、見づらい場合も多いです。

その点、カタログ機能を搭載したアプリだとそれぞれの商品詳細ページと商品一覧ページの行き来もスムーズに行うことができ、ストレスフリーに見ることができます。

 

また、このカタログ機能と合わせて他の機能も導入すればさらに利便性が向上します。

例えば、カタログアプリで「目的のもの」を探している人と、「なんとなくいいな」というものを見つけた人との次のアクションは異なります。

このお店に理想のものを見つけたから購入しに行こうと店舗まで出向く可能性が高いですが、何となく程度では店舗まで向かうまでするでしょうか。

こんなとき、どちらのケースでも便利なのが在庫管理システムです。

カタログアプリでみて、在庫があるか、どこのお店にあるのかを確認することでユーザーも在庫があるとわかれば購入する気になるでしょう。

さらに決済機能を搭載すれば商品閲覧から購入までをアプリ内で完結できます。

ユーザーの購買行動の勢いを止めずに購入までたどり着ける流れをつくるというのは非常に重要な事です。

 

成功するカタログアプリの4つの要素

家具通販アプリでカタログのデジタル化をすることで、より手軽にどこからでもカタログを閲覧してもらえるだけではなく、商品のPRやブランディングも促進できます。

その際にカタログアプリを導入する企業のこだわりを反映させることで他社との差別化を行うことができますが、まずはベースからということでここでは、成功するカタログアプリの共通する4つの要素をご紹介します。

  • 分かりやすさ

アプリの機能をシンプルにし、次の操作が分かりやすいインターフェースであることが大切です。

 

  • おなじみさ

ユーザーにとって、わかりやすい操作性を実現するには、ほかのアプリにも採用されているようなおなじみの操作に、ある程度ならうことが必要です。

 

  • サクサク動くレスポンシブ性

操作中にアプリが動かなくなってしまったり、待ち時間が発生したりしてしまうと、ユーザーにとってストレスとなってしまいます。ロード時間やタイムラグをできるだけ減らしましょう。

 

  • ユーザーの気持ちを先読み

ユーザーが効率的に買い物できるように、アプリでユーザーが何を達成しようとしているかを理解し、それを実行させることが重要です。

 

カタログアプリを導入して、効果的に活用するためにも以上4点はおさえておきましょう。

ここからは、実際に成功した家具通販アプリで、カタログ機能以外の取り組みをご紹介します。

 

 

家具の王道「IKEA」の通販アプリ

イケア

家具販売の王道として知られる「IKEA」で配信されているのが、AR機能を駆使したIKEA Placeです。

2017年、Apple社と提携したことで開発された通販アプリです。

「IKEA Place」の特徴は、商品の購入前にバーチャルで部屋に家具を設置できること。

IKEAの商品の中から気になるものを選択し、アプリを通してスマートフォンを部屋にかざすことで、実際に家具を置いているかのように配置を確認することができます。

まだ購入していない段階で部屋を自分好みに装飾して楽しめるのがポイント。

半分遊び感覚でありながら、実用的です。実際にAR機能を使って部屋の雰囲気や広さと比較して気に入ればユーザーの購入にまで繋げられます。

さらに、AR機能で利用できる家具の種類は2000種類もあり、コマ撮り写真機能も付いているので、お気に入りの配置を保存して比較することも可能です。

家具通販の大きなネックであった、サイズやカラー部屋の雰囲気との調和を事前に確かめられることで、購入後のミスも減らすことができます。

そして、実際に配置して楽しむことで、これまで通販や購入後のイメージが湧かないなどで購入を考えていた層もうまく取り入れることができました。

店舗での販売だけでなく、通販でも満足のいく買い物ができるとして家具通販の新しい可能性、そして成功事例として大きく注目を浴びています。

IKEA Placeアプリ紹介ページ

 

このような写真、動画機能を大々的に使用したアプリ開発はこれからも伸びていくでしょう。

店舗や通販の家具の在庫情報を発信するプッシュ通知機能や配送状況の確認も必要になってきます。

そんな機能豊富なアプリを作成したいと考えている方は、ぜひ「piece」を利用してみましょう!

こちらで拡張性が高く将来のカスタマイズにも強いアプリの制作が可能です。

かかる費用も23の機能から選択した数だけかかるのでムダがありません。

初期費用も0円なので、まずはお試しにという方にもおすすめです。

 

無印良品はインテリアを3D化?

「IKEA Place」はIKEAの家具のみを取り扱ったアプリですが、単一ブランドではなく複数ブランドを扱ったアプリもあります。

無印良品をはじめ20ブランド、30万点以上の商品をデータ化した「RoomCo(ルムコ) AR」です。

さまざまなブランドの家具を比較することができますし、すでに手持ちの家具とARを組み合わせることで店舗と家の往復なく相性を確かめられます。

さらに、ヤマハがラインナップされたことによって、これまで一般的だったソファやテーブルなどの家具に加え鍵盤楽器もARで確認できるようになりました。

なお、AR機能を利用できる3D家具はどれも様々な角度から撮影された写真をもとに3D化したもの。

1商品あたりの写真の枚数を多くすることによって、異質感を少なくし実際の質感や素材感を感じながらアプリ内で仮設置ができます。

サイズ感やカラーだけではわからない素材の雰囲気を確かめることも可能です。

このRoomCo ARの導入によって、アプリ経由でインテリアを購入した人は全体の10%にも上ったといいます。

今後も市場拡大やサービスの充実が期待される分野です。

さらに、この「RoomCo AR」のアプリマーケティングの特徴は、今までの家具系ARアプリと一味違うこと。
処理を簡素化したAPIベースの開発によって、コストも時間も抑えた開発が実現しました。

RoomCo AR紹介ページ

世界のインテリアや家具がスマホアプリに収集?『Houzz Interior Design Ideas』の事例

アプリで閲覧できる写真は1500万枚以上。

世界のインテリアや家具の写真が詰っていて、見ているだけでも楽しい気分にさせてくれます。

世界規模での膨大なインテリア情報を持つHouzz」のアプリ(Houzz Interior Dsign Ideas成功事例を見ていきましょう。

掲載されている写真はどれもインテリアのプロなど専門家が携わったもので、ハイクオリティの写真は生活空間の創造に役立ちます。

また、参考にするだけでなく実際に使われている家具やインテリアを購入することも可能です。

ここで、「Houzz Interior Dsign Ideas」の販売促進に繋げる巧みな手法がみえてきます。

さらに、世界規模で利用できるのが「Houzz Interior Dsign Ideas」では和室やクラシック、カントリー、アジアンなど部屋のテイストを指定することができます。

自分好みの部屋の写真が探しやすくなり、日本風だけでなくニューヨークやアジアンなど様々なスタイルを見て楽しめるのがポイント。

さらにスケッチ機能では、写真に収めた自宅の部屋の風景に保存した写真の画像や文字を追加して空間をシミュレーションすることができます。

メモ機能で、コメントを残しておけるので気になる部分をメモして後で確認することも可能です。

そして、写真やスケッチ機能の他にも家具やインテリアに関する世界の最新事情が盛りだくさん。
世界的なトレンドを取り入れたり、ホットな情報を取得したりするのに役立ちます。

 

まとめ

いかがでしたか。

今回は家具通販アプリで必須のカタログ機能についてと、実際に成功している通販アプリの成功事例をご紹介しました。

家具通販アプリだけでなくカタログ機能の導入が効果的であることや、導入のメリットとポイントもわかりました。

また、通販は実際にものを置いて確かめられないからこそARなどのバーチャルで家具を仮置きできる機能が注目を集めています。

まだまだ発達段階である家具×ARは、利用される商品の数も含め質感など今後も伸びる可能性が高いといえるでしょう。

家具通販アプリの導入を考えている場合、カタログ機能だけではなくARや写真機能など、仮に置いて確かめられるような機能を持たせたアプリの開発をしていくといいですね。