アプリの開発を依頼したいが、開発費用がどのくらいかかるか分からないという経営者や担当者の方もいるのではないでしょうか。
今回は受託業者に依頼した場合の「アプリ開発費用の相場」と効果的な見積もりのとり方を解説していきます。
目次
アプリを受託開発業者に依頼するなら見積もりを
アプリの受託開発を依頼するなら必ず見積もりをとりましょう。
その理由は、受託開発業者によっても専門とするジャンルなどで費用にかなりバラつきがあること、 アプリにどのような機能をどれくらい搭載するかによって金額が大きく変わってくるからです。
例えば、写真アプリに位置情報機能を付けたいとなれば、撮影機能とGPS位置情報取得機能が必要になります。 会員制のアプリであれば、ログイン機能が必要といった具合です。
それでは早速、「受託業者に見積もり依頼をしよう」と思った方、 見積もりを依頼する前に次の3点を踏まえた上で、見積もり依頼をするようにしましょう。
アプリの見積もり
・見積もりは複数から取った方が良い
アプリの受託業者に見積もり依頼をするなら、まずアプリ受託開発費用の「相場感」を掴みましょう。 前述した通り、業者によって費用のバラつきが大きいためです。
一つ例を挙げると、開発業者AチームからGチームの7チームに同じ仕様書、条件で見積もりを作成する課題を与えたところ、 一番高いチームが約1,340万円で一番安いチームで約162万円という差がでました。
これだけ大きく金額差が出た理由は、仕様書の内容にあいまいな部分があり、 その部分を想像で考えたためチームごとに搭載する機能が異なったことが理由としてあります。
しかし、実際に複数の開発業者に見積を依頼しても金額にバラつきは出ますので、必ず複数の開発業者に見積もりを依頼しましょう。
・同じ内容で見積もりを取って比較することが肝心
見積もりを取る際には、同じ内容で取ることが肝心です。 これは先程の例で分かっていただけたかと思います。同じ内容で取らなければ、相場感もわからず業者ごとの費用の比較もできません。
・漏れがないことをしっかりと確認する
開発を依頼したいアプリの内容に漏れが無いかしっかりと確認しましょう。 漏れがあった場合、再度見積もりを依頼しなければならなくなります。
アプリの見積もりシミュレーションも使える
いきなり受託開発業者に見積もりを依頼するのは躊躇する、もっと手軽に費用を知りたいという方もいるかもしれません。 そのような方のためにアプリの開発費用をシミュレーションで計算してくれるサイトがあります。
アプリ開発を初めて外注する全く相場観が分からない方におすすめです。 iOSのみAndroidのみ、両方に対応させるなど、いくつかの質問に答えるだけで概算を出してくれます。
アプリ開発かんたんシミュレーター
https://www.techfirm.co.jp/estimate-app/
アプリ開発見積もりシミュレーター
https://www.creativevillage.ne.jp/mitsumori/
アプリを受託開発業者に依頼する費用
アプリの開発を受託開発業者に依頼する際に発生する費用は、主に「人件費」と「品質」「開発期間」です。 人件費は「人数×月」で算出され、何人で開発をするかで人件費は変動します。
疵担保責任以外の場合は、機能追加や開発期間の延長という形でさらに費用がかかるので、 見積もりの段階でできる限り仕様を固めて置くのが良いでしょう。
アプリの大まかな開発費用
開発するジャンルや機能で大きく変わる
アプリの開発費用はジャンルや実装する機能で大きく変わります。 写真アプリにGPSを搭載する簡単なものからECサイトのような多くの機能を必要とするアプリでは値段も数十万単位で変わってきます。
例えば以下のような機能を実装した場合、アプリ開発見積もりシミュレーターで算出された費用は、5,645,00円となっています。
・iOSとAndroid両対応
・既存の会員データを利用する
・SNSアカウントでログイン
・決済システムを新規で開発する
・デザインをコンセプトから作ってもらう
・Googleマップなど他社のツールを使用する
SNSでログインをして写真を撮るだけのアプリの場合、42,0000円と算出されました。
アプリ開発見積もりシミュレーター
https://www.creativevillage.ne.jp/mitsumori/
アプリを維持するにも費用がかかる
アプリは開発して終わりではありません。 OSの更新によるアップデートやサーバー代、ドメイン取得費用などの保守メンテナンス費用が必要になります。
アプリの開発費用が数十万かかり、さらにメンテナンス費用がかかるとなると、かなりの負担となってしまいます。 特に店舗用アプリや販促用アプリの場合は数十万?100万単位になります。
アプリ開発の費用を抑えたいと考えてもメンテンスは必須なので、この費用を削ることはできません。 そうなるとアプリ開発の費用を抑えるしかありません。
そこで費用を抑えることができるのが「販促アプリ」です。 これはあらかじめ販促に必要な機能が標準で用意されていて、必要な機能だけを選んで開発するアプリです。
用意されている以外の機能を選ぶなど大きなカスタマイズが出来ない代わりに、開発費を大きく抑えられます。 例えばGMOおみせアプリが有名ですが、GMOおみせアプリは、月額費用12,500円?に別途サーバー費用が月額2,500円?が必要です。
これでも十分安いのですが、さらに安くしたいと考えている方におすすめなのが、
Piece(https://jokapi.jp/)です。
Pieceは基本の4機能のみの利用であれば、初期導入費用0円で管理費用が月額10,000円で使うことができます。 まずスモールスタートをして様子をみて機能追加をすることが可能なので、無駄な費用を抑えることが可能です。
「最初は様子を見ながらアプリ運用をしたい」「できるかぎり費用を抑えてアプリ開発を依頼したい」という場合にPieceはおすすめです。
まとめ
アプリの開発を受託開発業者に依頼する際に必要なことを解説してきました。 完全なオリジナルアプリをしっかりと開発するなら受託開発業者に依頼、予算を抑えてスモールスタートをしたいのであれば、 販促アプリで開発するのがおすすめです。