「自社アプリがほしいが、アプリ開発会社はたくさんあるため、選び方がわからない。」
こう感じたことはありませんか?
アプリの開発会社の選び方はその後のアプリの出来に大きく影響します。
費用や納期、クオリティなどのトラブルを避ける為にも、今回は開発会社を選ぶ際のポイントと注意点をご紹介します。
アプリを発注する前に
アプリを発注する前に一番重要なのは、まずアプリを導入する目的を明確にしておくことです。
「導入するアプリにどのような効果を期待しているのか?」
また「顧客がアプリをインストールすることで得られる恩恵」を明確にしてアプリの開発を進めていくことで効果の高いアプリをリリースすることができます。
群雄割拠のアプリ時代に、目的が不明確で誰のためになるのかが分からないようなアプリはリリースしてもまるで効果がありません。
よくあるケースとして、既存のWebサービスをアプリに置き換えるような場合、確かな目的を持たずに移行してしまうというものがあります。
このようなケースでは
「わざわざアプリにする必要があるのか?」
「アプリにすることによって消費者にどんなメリットが期待できるのか?」
ということを明確にする必要があります。
そうでなければ消費者はわざわざそのアプリをインストールしないからです。
アプリの開発と一言でいってもショッピング系、ゲーム系、実店舗系、などさまざまなものがあります。
それぞれのジャンルごとに開発の目的や成功事例をみてみましょう。
- ショッピング系
ショッピング系アプリの目的は、自宅や会社、通勤途中など場所を選ばず気軽にショッピングができるところでしょう。
また飲食店や美容院などが提携するアプリでは、事前に来店予約ができ、週末などで店内が混んでも待たずに飲食ができる点も消費者にとっては大きなメリットでしょう。
事前予約ができてさらにポイントが付与される、早く予約をしたら○○円引きなど独自の値引きで顧客獲得に成功している企業も多くあります。
- ゲーム系
ゲーム系アプリでは、ゲーム内で武器や装備などのアイテムを購入するためにアプリ利用者に課金させるのが企業の目的です。
ゲームは老若男女問わず世界中で人気ですので、ついついアイテム欲しさに課金する人も少なくありません。
- 実店舗系
実店舗系アプリを開発する目的はやはり集客でしょう。
実店舗系アプリの多くは実際にお店に行かなくても、今どのような品物があるのか、値段はいくらなのかを知ることができます。
またキャンペーンやセールをやっていることがわかったり、誕生月にはクーポンが発行されたりと、消費者にとって見逃せないお得な情報が盛りだくさんです。
さらに、会計時にアプリを見せると金額によってポイントが付与され貯めたポイントはお買い物時に利用できるという特典を付けているところもあります。
これらはほんの一例ですが、アプリの開発を検討している際には、ジャンルごとの強みや特徴をしっかりと反映させるようにしましょう。
アプリの開発方法・費用と期間
アプリを開発する明確な目的を定義したら次は開発方法についてご紹介します。
大きくわけてこの3パターンに分類されるでしょう。
- ゼロから独自のアプリを開発する
全く何もない状態から新しくアプリを作ることを「スクラッチ開発」といいます。
スクラッチ開発の場合アプリの開発を専門としている会社に依頼することになりますが、アプリの仕様を同じ条件で依頼をしても費用は開発会社によって千差万別でしょう。
例えば、アプリに実装する機能・iPhoneの「iOS」・Android端末対応・開発に携わる人数・開発にかかる時間などによって変化しますが、特に会社の規模で携わる人数で費用の変動が生まれます。
また、もちろんアプリのタイプによっても費用は異なります。
通話・メッセージアプリ系なのか、ショッピングカート系もしくはSNS連携やアクセス解析のみなのかです。
どちらにせよ、アプリの開発費用に「定価」はないという認識で、相場観をつかむためにも、複数の会社で見積もりすることは必須と言えます。
- ASPサービスで作る
まずASPサービスというのは、アプリ開発に必要なソフトウエアをネットワーク経由で提供している会社のことをいいます。
ゼロからアプリを開発するのその分費用は高くなりますので、一時的に使えるプッシュ通知やお知らせ機能などが使えればとりあえずは十分など、アプリに独自性を持たせる必要がないときに最適な手段です。
ASPサービスの例として開発・運用・ユーザーの利用分析を一括で提供している「ヤプリ」や店舗向けの特化した「GMOおみせアプリ」など様々なASPが存在します。
- アプリを自社開発する
自社開発すれば、思いどおりのアプリを作れるために必要な機能を盛り込めますし、デザインの制約もありません。
「このようなアプリにしたい」というこだわりを、細部まで突き詰められます。
もちろん予算に合わせて、コストを削減するのも自由自在で、公開後も機能の追加や修正が生じたときはすぐに対応できます。
自社開発には高いスキルが求められそうですが、最近ではアプリ開発用のプラットフォームが充実していて、iOSやAndroidなど複数のOSにまたがった開発も可能です。
HTML5やJavaScriptのようにWeb言語で開発できるプラットフォームもあるのでOSがアップデートしたときも、プラットフォーム側で対応してくれるので手間がかかりません。
一方、自社開発のデメリットは人材を確保するのが難しいところです。
開発だけでなく、企画やデバッグ、テストまでするとなれば相応の人数が必要です。
開発内容に見合った人材を確保するだけでも大変ですし、開発が終わってから退職されてしまうと、せっかくのリソースを活かせなくなってしまいます。
すべてを社員にするのではなく、一部を派遣で賄うなど、状況に合わせて対応できる柔軟さを求められるでしょう。
- アプリのカスタマイズ開発
この3つ以外にも、例えばスクラッチ開発するほどの独自性が必須ではないけれどある程度、拡張性があるアプリが欲しいという場合は、店舗への集客を促す「販促アプリ」を提供する会社に制作を依頼するのがベストです。
また、開発費用やリリース時の導入費をできるだけ抑えたい場合は「販促」アプリを元にカスタマイズを加えるアプリ開発もおすすめです。
例えば販促アプリ「Piece」は4つの基本機能だけなら初期導入費は0円でアプリのリリースが可能です。
その基本機能というのは
- プッシュ通知・・・クーポン配布などをリアルタイムで通知
- お知らせクーポンやキャンペーン情報をピックアップ
- クーポン・・・店頭で使えるクーポン画面を配布
- フライヤー・・・新商品など配信したい情報を一機に紹介
もしデザインもテンプレートを使用すると追加のデザイン料もかかりません。
まずはこの基本の4機能でスタートさせ、徐々に機能を追加させることももちろん可能です。
満足のいくアプリの開発なら、豊富な実績とノウハウをもつ「Piece」がお手伝いします。
アプリの費用と期間
前述したとおり、アプリ開発会社の規模やどういった機能をつけるか、アプリそのものの種類によって変動しますが、複数のアプリの開発見積もり作成用のシミュレータで費用をチェックすると以下のようになりました。
アプリの分類 | 開発費用の相場 |
ショッピングカート系 | 100~300万 |
カタログ・フリーペーパー系 | 50~100万 |
通話・メッセージアプリ系 | 100~500万 |
ツール系 | 50~300万 |
ゲーム系 | 300~1000万 |
SNS位置情報系 | 500~1000万 |
アプリ内課金・多言語・アップ対応 | 各10~20万 |
SNS連携・アクセス解析 | 各5万 |
また、開発期間に関しても一概には言えないのですが、簡単な検索ツールやショッピング系のアプリで早くて1カ月、平均して3カ月程度を目安にすると良いでしょう。
その他、ゲームや通話・メッセージのSNS系、位置情報系などのアプリ開発期間は、最短でも半年は必要といわれていて、長いものだと1年以上の開発期間がかかったケースもあるようです。
アプリ開発会社の選び方
先ほど、アプリ開発の方法について自社開発ができるということを紹介しました。
しかし多くの場合依頼主はアプリがどのように制作されているか詳しくなく、漠然としたイメージでアプリ開発会社に頼むことになります。
契約後のトラブルを避ける為にも何を最も重要視して依頼するのかを事前に明確にしておくべきでしょう。
実績重視
ポイントは同様のアプリを制作した実績があるアプリ開発会社を選ぶことです。
過去の経験に基づいて的確な提案ができたり、独自ツールの使用で納期を早めたり安く制作できたりするでしょう。
提案力重視
提案力のあるアプリ開発会社なら、たとえ箇条書きのアイデアだけで依頼しても具体的なデザインや設計が可能です。
またユーザーの目線に立って必要な機能を盛り込んでくれます。
さらに綿密なコミュニケーションを取れると、開発中の手直しも容易です。
技術力重視
アプリの開発を支えるのは技術力です。
エンジニアの技術力はもちろん、人数も重視したいポイントです。
その点では大手の開発会社が有利ですが、中小でも海外にアウトソーシング(オフショア)するなどして同様の技術力と人数を確保しているところがあります。
しかし、アプリ開発に詳しくないと技術力の違いにも気づくのが難しいという点があります。
価格重視
開発にかけるコストはできるだけ抑えたいものです。
ただし価格を優先した選び方をするとアプリのクオリティが低かったり、納期を守れなかったりするなどのトラブルに見舞われがちです。
複数のアプリ開発会社から見積もりを取れば、予算の範囲内で最良のアプリを制作してくれるところを見極めやすいでしょう。
スピード重視
アプリは立案してから早く世に送り出したほうが効果は大きくなります。
ただし、納期の早さばかりアピールしてくる開発会社は要注意です。
本当に実現できるのか、実現できたとしてもクオリティを保てるのか確認し、実績や技術力、価格と照らし合わせたいところです。
アプリ開発会社の探し方
なにを重視してアプリ開発会社を探すかを決めたら次はどのようにして探すかです。
新規にアプリを制作するのならまずアプリ開発会社を探さなくてはなりません。
インターネットで、「アプリ 開発」といったように検索すればすぐに見つけられるでしょう。
しかしインターネットでの検索がゆえに信頼性や技術力が見極められないということがありえます。
最近ではこうしたミスマッチを防ぐためにも作りたいアプリに応じて最適な開発会社を紹介してくれるマッチングサイトがあります。
例えば発注ナビ株式会社の発注ナビです。
自らアプリ開発会社を探すこともできますし、発注内容をもとに発注ナビの専門スタッフと相談しながら厳選した3~5社を紹介してもらうこともできます。
利用は無料で紹介までの時間が短く、何よりもマッチングの精度は他の探し方より期待できるでしょう。
紹介されたところを断っても、その後で営業の電話やFAXが来る心配もありません。
自力でアプリ開発会社を探すのに限界を感じたら、こうしたマッチングサイトの利用も検討してみましょう。
もしくは以前依頼した会社をもう一度利用したり知人からの紹介が考えられます。
インターネットで見つけるよりかは信頼性がありますが、逆に安心しきり他社との比較を怠ったり、断りづらくなる可能性もあるのでその点には注意が必要です。
こうしてアプリの開発会社を見つけてやっと大まかなスケジュール決定に入ります。
アプリ開発のための大まかなスケジュールはこちらを参考にしてみてください。
アプリ開発会社を選ぶ際の注意点
今まで綿密な計画と用意をしても想定外のトラブルが起きることもあります。
費用について
まずは費用の問題です。
基本的に見積もりの金額でアプリが完成して公開されるのが望ましいですが、大幅な修正や追加開発が発生すると別料金を請求される場合があります。
完成後に不具合が発生したときの保証の確認と、どのタイミングでどこまで支払うかアプリ開発会社と十分に話し合いましょう。
内容について
一番重要なのはアプリの開発会社がイメージ通りにアプリを制作してくれているかです。
依頼主と制作者が頻繁にコミュニケーションをとることで、デザインの意図やイメージのずれを避けることができます。
また、同じ専門家でも得意とする分野は異なるものです。
ゲーム作りが得意なところにショッピングアプリを依頼しても期待どおりにならない恐れがあるので、せめて過去の実績は調べておきたいところです。
安くない費用を払うことになもるので、できるだけ満足いくアプリを制作してもらうためにも重要なポイントと言えるでしょう。
サポートについて
またアプリは公開して終わりではなく、長期的なサポートが必要です。
アプリは開発それ自体よりも、保守や運用が大事。初めの開発よりも、 アプリを成長させていく過程に時間を割かないと成功しないといわれています。
保守は、OSのバージョンアップなどに対応させたり、細かいバグを直したりすることを指します。
この作業をしないと、アプリが使えなくなることも考えられるので必ず必要です。
また、ユーザーのレビューや、利用分析を通じて、アプリを改善させていくことが求められます。
それに対してどれくらいの費用がかかり、どこまでサポートしてくれるのか確認しましょう。
安全性も高く、アフターサービスも充実しているアプリ開発会社としてはPieceがあります。
参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか。
アプリ開発で重要なことは、まずは作る目的を明確にすることです。
なんの目的で作られたアプリなのかわからないものを作るのではなく、中長期的な視野で計画的に運用していけるアプリを開発することが大切です。
そして、アプリ開発には費用、開発期間、相性のいい会社選びなど悩むポイントがたくさんあります。
特に初めてアプリを外注する場合は判断基準を持つのが難しいでしょう。
基本は複数のアプリ開発会社に相談をし、その上でアプリの仕様を実現してくれて予算や納期などの要望にも応えてくれるところが望ましいです。
このようにアプリ開発を検討される方はさまざまな悩みを持っています。
アプリ開発に悩む多くの企業の役に立てるよう「piece」では、豊富な実績とマッチングサービス事業の実績やノウハウを駆使し満足いくアプリの開発をお手伝いします。