アプリマーケティングの効果と収益を上げた成功事例について

アプリマーケティングの効果と収益を上げた成功事例を紹介!!

クエスチョン

企業がアプリを作っても、利用されなければ意味がありません。

アプリを通して収益を上げるために重要なアプリマーケティング

実際に効果的なマーケティングができている企業はそれほど多くはありません。

一体どのようなマーケティングを行えば収益を上げられるのでしょうか?

今回は、そもそもアプリマーケティングとはどのようなものかを解説し、得られる効果を成功事例を紹介しつつお伝えしていきます。

是非参考にしてください。

 

アプリマーケティングが必要となっている背景

総務省の平成 28 年(2016年)通信利用動向調査によるとスマートフォンを保有する個人の割合は56.8%です。

年代別に見ると20代と30代で90%、10代と40代で80%を超え、50代でも70%に迫りつつあります。

つまりAndroidとiPhoneというプラットフォームの違いがあるとはいえ、アプリにはこれだけの潜在顧客がいるのです。

 

けれどもアプリのマーケティングは歴史が浅く、確実に効果を上げられる手法が確立されているわけではありません。

インストールで新規顧客を獲得するためのプロモーションが積極的に行われているくらいです。

 

アプリマーケティングをうまく使うポイント

確かにインストールさえしてくれたら、アプリ内課金や購買意欲の促進、広告の閲覧などによって、その後の収益につながります。

ただし、ユーザーが一度に利用できるアプリの数は限られているため、自社のアプリを継続して使ってくれるのは、ほんの一握りに過ぎません。

 

今後アプリ市場やマーケティングが成熟するには、従来のインストール数だけで評価するのではなく、その後の効果測定やアクセス解析などに基づいてさらなるキャンペーンの打ち出しや広告運用を展開していくべきだといえるでしょう。

これらが実を結んだとき、アプリは安定した収益源へと成長するはずです。

 

アプリマーケティングにおける評価指標

指標

アプリマーケティングの必要性を理解したうえで、最低限設定すべき評価指標は以下の2つです。

・インストール数
・ユーザーのアクティブ率

これらの数値目標を設定し、PDCAを行って改善をしていく必要があります。

 

アプリのインストール数

アプリのインストールは、ユーザーが最初に行う行動なので、指標として取り入れましょう。

アプリを利用したマーケティングの入り口になる部分です。

インストール数を基準に、アプリをダウンロードしてもらうまでのマーケティング戦略を改善していきましょう。

また、AppストアのPV数と掛け合わせ、インストール率も出せると、アプリインストールまでの導線の改善に活かすこともできます。

 

ユーザーのアクティブ率

ユーザーのアクティブ率は、アプリのインストール後に計測すべき指標で、アプリマーケティングの中で最も重要な指標です。

アプリは1つの販促手段に過ぎません。

そのため、アプリをインストールされるだけではなく、インストール後にいかに多くの利用者に継続的に・効果的に利用してもらうかが重要になってきます。

どれくらいの人が1日、1週間、1か月にアプリを利用しているのか?
どれくらいの期間でアプリを利用しなくなっているのか?
などをなるべく細かく集計しましょう。

アクティブ率のデータを取っていくことで、アプリ内で打つ施策の改善につなげることができます。

 

アプリマーケティングでの効果

ユーザーの画像

実際、アプリマーケティングによる効果にはどのようなものがあるでしょうか?

様々考えられますが、最もアプリマーケティングの効果があると考えられるのは、既存顧客の囲い込みでしょう。

スマートフォンはユーザーにとって身近な存在であり、目に触れる機会も頻繁にあるため、継続して利用されれば顧客の囲い込みにつながるのです。

具体的には、以下のような効果が挙げられるでしょう。

・プッシュ通知による情報発信
・位置情報を利用した情報提供
・アプリ会員証で利用率UP
・ターゲティングによる最適化

それぞれ簡単に見ていきましょう。

 

プッシュ通知による情報発信

アプリで「プッシュ通知」機能などを利用して最新の情報を流すことで、来店や商品の購入、サービスの利用を期待できます。

既存の顧客であれば、以前見た情報のリマインドによって購買意欲を蘇らせることもできるでしょう。

メールやSNSと同じように通知がスマートフォンの画面に表示されてユーザーに見てもらうことができます。

さらにアプリの利用中、ポップアップでメッセージやURLを表示して目的のページに誘導できると効果的です。

 

位置情報を利用した情報提供

位置情報を利用することで、ユーザーの近くにある店舗の情報を流すこともできます。

ユーザーが店舗検索をする時にも利用できるため、O2O(Online to Offline)戦略としても有効です。

 

会員証で利用率UP

アプリ内に会員証を表示できるような機能を付けることで、カードレスにすることができます。

今まで「カードがかさばるから」などの理由で会員になっていなかった人に対しても、アプリなら登録してもらうことができるかもしれません。

ポイントの連携もアプリを用いることができるので、利便性は確実に高まります。

利用率UPが狙えるでしょう。

 

ターゲティングによる販促の最適化

アプリは顧客にメリットをもたらす一方で、ユーザーの年齢層や人気の商品、サービスなど企業にとって有益なデータを収集できます。

こうしたデータを分析してユーザー属性ごとにターゲティングし、マーケティングに活用すれば、より顧客のニーズに合った情報やサービスを提供できるはずです。

 

もちろんアプリマーケティングが効率よく運用されるには、アプリそのものがターゲットとなるユーザーに向けて開発されていなければいけません。

ここで間違ってしまうと以降のアプリマーケティングが無駄になってしまいます。

いわば計画の段階からアプリマーケティングは始まっているといえるでしょう。

アプリ開発会社の中には、どんなアプリを作ればいいのか分からない企業に対し、計画の段階から参加してマーケティングに基づいた提案をしてくれるところもあります。

状況に合わせて、委託するアプリ会社を選択するのが良いでしょう。

 

アプリでのマーケティング成功事例!yukiyama

yukiyama

そんなアプリでのマーケティングを活用した成功事例がスキー場情報アプリのyukiyamaです。

yukiyamaアプリの概要

400ヶ所を超えるスキー場の情報がリアルタイムで分かり、スロープの形状やコンディションを視覚的に表示できます。

スキー場に到着してからもグループ内で位置情報を共有できたり、チャットできたりします。

さらに滑った距離や時間が自動的に記録され、SNSやアプリユーザーとシェアすることも可能です。

イベントやお得なセールの情報があれば、その都度配信されます。

 

yukiyamaアプリが直面した課題

ところがスキー場に到着してからの機能を利用するには、ユーザーがアプリを起動して「チェックイン」という手続きを行わなければいけませんでした。

せっかくyukiyamaをインストールしても、この手間を面倒がられて使われないことが多かったのです。

 

yukiyamaアプリの改善

そこでユーザーがスキー場に到着すると自動的にプッシュ通知が届き、そこからチェックインの画面に移動できる仕組みに変えたのです。

これによってアプリの利用率が向上し、イベントやお得なセールの情報も漏れなく伝わるようになりました。

アプリの利用状況からチェックインが面倒だというデータに行きつき、マーケティングに活用できたのが功を奏しています。

 

まとめ

アプリは潜在顧客を囲い込んで結びつきを強める効果があります。

そのきっかけを作るのがアプリマーケティングです。

これまではアプリをインストールしてもらうためのマーケティングに重点が置かれていましたが、今後は継続利用してもらうためのマーケティングも重要になるでしょう。

ジョーカーピースが運営しているPieceでもアプリから取得したデータを分析して効果的なマーケティングを打ち出すことができます

アプリを使ったマーケティング方法の解説は、以下の記事でも紹介しているので併せてご覧ください。