みなさん、ショッピングの際はポイントカードを利用していますか?
ポイントカードを提示するとお得な割引が適用されたり、ポイント数に応じてプレゼントをもらえたりもしますよね。
「せっかく買うならついてにポイントも」なんて考えたりします。
そんな効果のあるポイントカードは今では店舗側にとって必須な集客方法。
ポイントカードを導入するか迷っている方も多いと思います。
そこで今回はそんな方に向けて、ポイントカードアプリの導入の目的と効果、注意点と実際のポイントカードアプリの作り方についてご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
目次
ポイントカードアプリとは?
ポイントカードアプリとはその名の通り、お店で使えるポイントカードを「アプリ」にしたものです。
最近ではLINEショップカードなどが有名ですが、店舗で簡単にポイントカードを導入でき、費用も抑えられるということで、導入する企業も増えています。
自社のポイントカードアプリを運営している企業
・小売店
無印良品、IKEA、ニトリ、ゲオ、タワーレコード、ABCマート etc…
・アパレル
UNIQLO、GU、ビームス、スーツのAOKI、洋服の青山、スーツのはるやま etc…
・家電量販店
ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ヨドバシカメラ、ケーズデンキ、エディオン etc…
・スーパー
ドン・キホーテ、ヤオコー、セイコーマート、リカーマウンテン etc…
共通のポイントカードアプリ
Tポイントカード
Pontaカード
楽天ポイントカード
三井ショッピングパーク
ポイントカードアプリを導入すると?
では実際にポイントカードアプリを運用することで狙える効果をご紹介していきます。
ポイントカードアプリ導入で得られる4つの効果
1:リーチ力
スマートフォンの普及率は年々増加し、今では日本人の80パーセント以上がスマートフォンを保有しています。
また20代だけで見れば98パーセントがスマートフォンを使っているというデータもあります。
アプリの月額滞在時間はWebの18倍とも言われており、そんな現状を見て多くの企業の自社のアプリを開発し、その中にポイントカードの機能をつけています。
そしてそのアプリの中にプッシュ通知を追加することがカギです。
プッシュ通知とは、スマホアプリやパソコンソフトなどで何かのメッセージを表示や音を使ってお知らせ(通知)してくれる機能のことです。。
まずプッシュ通知の凄いところは、高い開封率です。
ジャストシステムがスマートフォンを所有する10代~50代の男女1,000名を対象に行った「プッシュ通知に関する実態調査」によると、プッシュ通知を開封して確認する人の割合は全体の93.7%に上りました。
メルマガ の 開封率 が10%以下という店舗・企業も多い中で、プッシュ通知はユーザー へのより確実な情報配信手段となっているのです。
引用元 https://ferret-plus.com/8558
そしてこのプッシュ通知をみて約4割の人が何かしらのアクション(買い物に行くなど)を起こすともいわれています。
では、いったいどんなプッシュ通知であれば開封しようと思うのでしょうか?
ジャストシステムは、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して、直近1年間にECサイトで買い物をした20~50代の男女1,110名を対象に「ECプロモーション別の消費行動調査」を発表しました。
「あなたは、ECサイトのアプリから届くプッシュ通知のうち、開封したくなるものはどんな内容」なのか質問しました。最も多かったのは「割引クーポンの内容」で56.5%、次いで「セール情報」が51.9%、「ポイント倍増」が48.1%となりました。
引用元 https://moduleapps.com/mobile-marketing/push/
やはり、割引セールやお得な内容のプッシュ通知に人々は反応するようです。
2:再来店促進
ポイントカードを発行する最大の理由は「再来店の促進」です。
顧客がポイントのために何度も来店してくれれば、ただ顧客から「常連客」に変わります。
この常連客は店舗にとって大きな利益を生み出す重要な存在です。
常連客の20%が80%の利益をもたらしている。(パレートの法則)
新規顧客を獲得するコストは既存の顧客を獲得する5倍のかかる。(1:5の法則)
上記の法則を考えると新規顧客の獲得も大切ですが、それ以上に既存顧客や常連客に焦点を絞ってサービスを展開していく必要があるでしょう。
そのためは、来店回数や購入額が多いほど恩恵をうけるポイントカードで常連客を優遇することは再来店促進に繋がるでしょう。
3:顧客情報の取集と活用
ポイントカードを発行する際に顧客の情報を得ることができます。
「どの年代の来店率が高いのか?」
「どの商品がどの年代、性別の顧客に売れているのか?」
ポイントカードから顧客情報を集めシステム管理することで効果的なマーケティング活動を行ったりイベントを打ち出すことができます。
お店の方針を決める重要な情報源になるでしょう。
4:グループ店舗への送客
グループ店舗でも共通で使えるポイントカードを発行することで他店舗へ顧客を誘導することができます。
同業種の店舗であればA店で作ったポイントカードがB店でも使えるのであれば送客することができるでしょう。
しかし、全く違う商品を扱っているのであれば送客するのは難しいです。
チェーン店や同業種、関連性の高い業種同士であれば送客の効果を期待することができるでしょう。
紙か?アプリか?
紙やプラスチック製のポイントカードには、発行に費用が必要で、お客さんの数が多ければ多いほど痛い出費になってしまいます。
一方でポイントカード『アプリ』は、紙やプラスチック製のポイントカードに比べて安くて簡単に導入できます。
なぜならアプリのポイントカードなら発行にかかるコストが少ないので、ランニングコストを抑えることができるからです。
また、ポイントカードアプリならプッシュ通知を送ることができるので、再来店促進を促すようなセールや割引等のお知らせをお客さんに送ることができます。
実際に当社の「Stamp Card Piece」は普段アクセス数が1,500程度のものが、プッシュ通知後に41000と急激にアクセスを伸ばした事例があり、実に27倍以上のアクセス数の増加です。
これを機に是非ポイントカードアプリの導入を検討してみてください。
ポイントカードの作り方
では、実際にポイントカードアプリの導入を決めてもどうやって作ればいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
個人で制作
ポイントカードをアプリで発注する時間がない方におすすめなのがポイントカード作成用の無料ソフトや印刷用のテンプレートを使用してカードを自作するという方法です。
高価で使い方が難しいデザインソフトを使わなくても、最近ではWebアプリやスマートフォンアプリで簡単にデザインを選ぶだけで作ることができます。
テンプレートの中から好みのものを選び、ポイントカードに記載したい内容などを入力して、あとはデータを印刷するだけでとってもお手軽です。
少量からできる点はメリットでもありますが、頻繁に入れ替えや交換が発生すると、それだけインクや紙のコストが(時間も)かかってしまいます。
また、印刷した紙を切り離したり折ったり等の作業も出てきます。
忙しい中、ポイントカードを自作するのは、少し面倒に感じるかもしれません。
アプリ開発会社に発注
カード専門店に発注する場合、デザインや台紙の種類を豊富なバリエーションの中から選べるところや、切り離す手間もいらず、インターネットですぐにできちゃうところが一番のメリットです。
費用はかかりますがオリジナルのデザインで作成もしてもらえ、お店の個性も出せアピールすることも可能です。
デザインを用意できない場合のデザイン作成などの細かい依頼もできるので安心して頼めます。
第3の方法
「とにかく面倒くさい!」「とにかくお金をかけたくない!」「でもイケてるポイントカードがいい!」という方にお勧めなのがこちら。
「Stamp Card Piece」を使うと、自分でデザインした、自作ポイントカードアプリを無料で提供できます。
使い方は簡単。自分のショップ専用のQRコードからお客さんにアプリをダウンロードしてもらうだけ。
これで、自前のスタンプカードアプリの配布が完了します。
スタンプの代わりになる自分のショップアプリから、お客さんのスタンプカードを読み取るだけで、簡単にスタンプが押せます。
特別な機材も必要なく、初期費用も0円ではじめられて、大きな手間も費用もかかりません。
デザインも簡単に変えられて、運用も楽々。
ポイントカードを使ってみたい方におすすめのサービスです。
Stamp Card Piece 無料で始めるポイントカード・スタンプカードのアプリ
ポイントカードアプリをつくれるおすすめ3選
このようにポイントカードそのものを作る方法を紹介しましたが、ポイントカードをアプリ上で運用するサービスはいったいどのくらいあるのでしょうか。
今回はその中でもおすすめの会社を3つご紹介します。
株式会社ワンズ 「mosta」
「リピーターを育てる」がキャッチコピーのmostaは再来店を促す機能に特化しています。
割引やセールの通知だけではなく、初めて来店したお客様に感謝のメッセージを送信する「サンクス通知」というもの以外にも4つの通知機能があります。
料金は以下の通りです。
・スペシャル繁盛店プラン
【初期費用】 30,000円【月額費用】 4,800円
22Inc. 「Stamps」
こちらのアプリはお客様が店舗に設置されたQRコードを読み込むことでスタンプを取得することができます。
プッシュ通知はもちろん、マーケティング分析に役立つ、お客様の年代・利用回数・プッシュ通知の開封履歴などを確認することができます。
ポイントも集まっている数に応じて背景のデザインや特典が変わるなどお客様が楽しくポイントが集められるようになっています。
料金は以下の通りです。
・スタンダードプラン
【初期費用】0円 【月額費用】9,800円
・デラックスプラン
【初期費用】0円 【月額費用】19,800円
TOPPAN 「お買い物アプリ」
こちらは、ユーザーの利用シーンを考え抜いたカード機能があります。
電波が届かなくてもバーコードを表示可能にすることでオフラインやWiFiが不安定な場所でも安心して使用できるほか、レジ待ち中に画面がスリープモードにならないので何度もスマホのパスコードを入力する必要がありません。
また、自社ポイントカードの顧客登録データ・購買情報、HPの閲覧データなどをアプリ運用に活用できるように、自社サービス、外部サービスとの連携も可能です。
料金は連携システムによって変動するため個別の見積もりとなっています。
気になるかたはぜひ問い合わせてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
特にアプリでポイントカードを運用することには主に再来店を促す目的があることがわかりました。
具体的なポイントカードの作り方やポイントカードアプリのサービスを提供するおすすめの会社などを参考にしながら、これを機にあなたのお店もポイントカードアプリを作ってみてはどうでしょうか。