企画から練って念願叶ってやっと形になったサービスやモノ。
しかし「どうすれば、売上や利用率が上がるのだろう。」と思ったことはありませんか?
残念ながらいくら良い商品でも認知度が低ければお客様がその商品にたどり着くことはできません。
ましてや次から次へと新商品が生まれる現代では作って売れるのを待つのではなく、販売促進をして売上をとる積極的なアプローチが必須です。
そこで今回は主様々な販売促進方法について、活用事例や、キャンペーンとアプリを連動させた例も解説します。
この記事を参考にして効果のある販促行動に取り掛かりましょう。
目次
販売促進の方法
売上を出すためには、手探りにいろいろな方法に取り組んでも非効率ですし効果を得ることもできません。
まずはその商品の特徴を分析しながら効果的な販売促進方法を活用していく必要があります。
ここでは基本的な手段をご紹介するのでぜひ照らし合わせてみてください。
店舗での工夫
- POP
POPとはPoint of purchase advertising の略で、商品の魅力を視覚的にアプローチできるという特徴があります。
おすすめ文やイラストや写真を添えることで顧客の注意を引き付けることができます。
インパクトを残したいときや、手書きなら見た人の心に響かせたいときに有効な方法といえるでしょう。
- ノベルティ制作
ノベルティは特別感を主張することができます。
期間限定という価値を付与することで「この機会を逃すと二度と手に入らなくなるかもしれない」といった購買意欲を掻き立てる効果があります。
また閑散期に合わせればお助けツールになり繁忙期に合わせればお店を活気づけるメリットも。
- クーポン発行
クーポンでの販売促進効果は様々な方法があります。
レシートに印字しコストを抑えて即座に発行できるものから、キャンペーンと合わせて認知度をあげることもできます。
消費者側はお得に買い物ができるという大きなメリットがあるため効果は絶大です。
メディアやイベントでの工夫
- メディア
テレビ・新聞・雑誌・ラジオなどのメディアも活用することができます。
そのメディアを利用しているお客様全員に情報を伝えることができるので比較的広い範囲で効果が生まれるでしょう。
チラシやDMという方法では地域やターゲットを絞って配布するなどアプローチ方法に工夫が必要です。
- イベント
イベントでは新規顧客と既存顧客の両方へのアプローチが可能です。
例えば注目を集める駅前でのサンプリング配布や展示会へのブース出展、住宅展示会など。
ファミリー単位での集客を目指すなら、遊園地のヒーローショー、季節限定イベントなど、不特定多数に認知されることを目的の場合は最適な方法です。
また、動画投稿サイトの人気が上昇していることからも、YoutuberやSNSのインフルエンサーに依頼しサービスの魅力を発信すれば若者中心に大きな効果を期待できるでしょう。
インターネットを活用した販売促進
近年ではインターネットでの販売促進方法に変化があります。
以前はメルマガが主流だったものがスマートフォンやSNSの活用が一般的になっています。
特にアプリは商品や情報を発信する目的のものや、SNS連携で集客につなげているものもあります。
webサイト
様々な方法で認知を獲得したのちに大切になってくるのは「本当に買う価値がある」ことを顧客に思わせることでしょう。
例えば、手ごろな価格もしくは無料で試せるフリートライアルや、実際の使用をイメージしやすいデモンストレーションの導入などです。
またWEBサイトに消費者が安心して購入を決断するように商品の配分成分や工場の詳細を記載することや、文字の見やすさ、注文ボタンの配置の工夫を行うだけでも効果的です。
実際に手に取り自分の目で見ることの困難な商品であればあるほど、顧客の些細な不安要素を取り除いていく必要があります。
他にもブログ・Facebook・メルマガ・Twitter・Youtube・LINEも活用することでターゲットを特定しつつお客様の目に入る確率をあげます。
既存顧客の囲い込みにはピンポイントでの情報発信とデータ収集をがまとめてできるシステムを活用することでブランドやお店のファンを増やすことにつなげていきましょう。
アプリでの販促行動
販売促進アプリは新商品のアピールやポイントの付与など既存顧客へのアプローチができます。
アプリをダウンロードしてもらうためにはアプリの存在を認知してもらう必要があり、店頭に広告を設置したりQRコードをレジ横に立てかけるなど見つけやすいところに設置しましょう。
アプリがもたらすメリット
実際にアプリをダウンロードしてもらうところまで成功すれば、例えばグループ企業や店舗で同一のアプリである場合ユーザーが関連する情報を得る機会が生まれ、さらなる顧客獲得につながります。
そして顧客はアプリで便利に買い物や情報を収集をし、企業や店のブランディング効果にもなり得ます。
効果的な機能の使用
企業や店がアプリを有効活用すれば計り知れない販売促進の効果が期待できそうですが、実際にどんな要素がアプリに必要なのでしょうか?
ユーザーにとって使いやすく有益な内容を提供するためにも「プッシュ通知機能」が有効だといえます。
新しいキャンペーンやセール、お得なクーポンの発行などをお知らせすることでユーザーが直接店舗に行くきっかけを促します。
アプリで会員登録すれば会員証が発行され、わざわざ会員証のカードを持っていかなくてもスマホがあれば、 その場ですぐに提示することができます。
また、「スタンプ機能」があれば、従来のポイントカードと同様のことがスマホで行われ、 お店独自の企画でスタンプを付与することも可能です。
もし商品の情報をアプリで発信していくならば、SNSの特徴である拡散力を利用することで認知度を上げるとともに、ユーザー側はSNSアカウントで会員登録もでき会員情報を入力する手間が省けることがメリットです。
販売促進の成功事例(アプリ)
では、これらの効果的な機能を活用して販売促進に成功した事例をご紹介します。
すかいらーくグループ ガスト
ガストが導入した機能は、プッシュ通知・GPS機能・SNSの3つです。
わざわざ公式サイトへアクセスし店舗検索を行わなくても、プッシュ通知やGPS機能でアプリ上に近くの店舗を反映させるようにしました。
またSNSではポイントカードのPontaと絡めてTwitterでリツイートやハッシュタグ付きのツイートを条件としたサービスやキャンペーンを行い、顧客自身による情報拡散を狙いました。
実際に、名前や住所などの個人情報を入力せずに済むことでプレゼントやキャンペーンに気軽に参加でき、ブログ以上にタイムリーなアプローチが可能です。
ハードオフ
ハードオフは独自のアプリ上のポイントカードも導入しつつ、実店舗とアプリを連携し成功した例です。
具体的にはネット販売戦略・EC・O2O(Online to Online)施策を導入しています。
買取や販売した商品の情報を即座にECサイトと共有し顧客からのクレーム対策や商品管理に役立てることができます。
Harry’s bar
こちらのシンガポールのバーチェーン店ではHarry’s Bar メッセージアプリを制作しました。
ターゲットはバー内の気になる女性になかなか声をかけることができない男性で、恋愛へのきっかけづくりを行うことを目的としています。
使用方法はまずはアプリをダウンロードし、バーに出向いてビールを注文します。
そしてそのビールについているタグのQRコードを読み取ります。
気になっている女性宛にメッセージを入力したあとに新しいビールを注文し、先ほどのタグを新しいビールにとりつけ店員が気になる女性のもとに届けます。
受け取った女性がビールについてるタグのQRコードを読み込み相手のメッセージを読むことができるというシステムです。
このキャンペーンは性別に限らず、友達作りのきっかけにも有効な手段でしょう。
また、設定上ビールが2本必要となる点もその分売上に反映されるので提供者とユーザーともにメリットがあるものになりました。
手軽にはじめるなら、カスタムするだけで自社仕様にできるアプリなどがおすすめです。
たとえば販促アプリの「Piece」は手軽にカスタマイズできるうえ、低コストで販売促進を行えます。
Pieceにはプッシュ通知・お知らせ・クーポン・フライヤーなど販売促進や集客に欠かせない機能が揃っています。
オプションで更に必要な機能が追加できるため、ゼロから自社開発するよりも低コストです。
そして他社に開発を任せるよりも短い開発期間で導入することができます。
「Piece」(https://jokapi.jp/)を活用して、時代に取り残されない販売促進を行いましょう。
販売促進の成功事例(キャンペーンとの連携)
次は、アプリとキャンペーンをうまく連携させて販売促進に成功した事例をご紹介します。
JALアプリのダウンロードキャンペーン
JALの提供するJALアプリをダウンロードすれば、抽選でJAL国内線往復航空券が当たるという内容のキャンペーンです。
はじめてダウンロードする人はもちろん、すでにインストール済みの人も対象になっているのがポイント。
これからアプリを利用するか迷っている層だけでなく、すでに利用している層も取り込んだ内容となっています。
気になるJALアプリの内容は、JALの提供する国内線と国際線の空席照会や予約、または予約の変更ができるというもの。
キャンペーンでアプリの利用を促すことで見事販促につなげ、抽選の品が豪華であるという点で注目度を高めているのも見逃せません。
西武鉄道×ヤマノススメ 舞台めぐり
これまで西武鉄道では、「あの日見た花の名を僕達はまだ知らない」、「ヤマノススメ」といったアニメとコラボしてきました。
中でもスマートフォンアプリとコラボしているのがアニメ「ヤマノススメ」のキャンペーン事例でアニメの世界が体験できるARアプリ「舞台めぐり」を活用したものです。
そもそもアニメ「ヤマノススメ」のキャラクターが登った山が西武鉄道の運営する駅付近にあったことで始まった西武鉄道とのコラボ。
アプリ「舞台めぐり」の「ヤマノススメ」画面を対象の駅で提示することで、オリジナル缶バッチが先着1,000名にプレゼントされるという内容でプレゼントの缶バッチが1週間ごとに変わるのにも注目です。
アニメファン中心に対象の駅周辺の西武鉄道の利用を働きかける効果が期待されました。
なお、こちらのキャンペーン事例はO2O(オンライン・ツー・オフライン)型で、オンラインのツール、ここではアプリを活用することによって、オフライン、つまり実店舗での販促に役立てています。
また同じ西武鉄道ではアプリとは少し異なりますが、スマートフォンのサイトでチェックインすることでオリジナルの壁紙をプレゼントする、アニメ「あの日見た花の名を僕達はまだ知らない」とのコラボも実施されました。
このような定期的な人気アニメとのコラボがアニメファンを取り込むほか、顧客にとっての刺激につながっています。
アサヒビール
アサヒビールのキャンペーン事例は、商品の購入や対象施設の利用が目的と分かりやすい事例とは一味違ったものです。
購入した「アサヒスーパードライ エクストラコールド」のほか、街中で探した対象商品のロゴや広告のロゴを専用カメラアプリにかざして、抽選で1,000名に当たるアサヒスーパードライ350ml缶×6本のキャンペーンに応募するというもの。
必ずしも商品の購入が伴わないというのがポイントで、街中でロゴを探す楽しみもあります。
また、キャンペーンをSNSで拡散することで当選率が2倍になるというプロモーションも特徴です。
ロゴをカメラアプリにかざした後の対象ページへの誘導と、SNSでの拡散によって商品の認知度を高め、販促につなげていくという狙いがあります。
他にも、アサヒビールではアプリを活用した販促を積極的に行っています。
「オトナHALLOWEEN」と題して、仮装に興味はあるけれども恥ずかしいからできない大人をターゲットにしたアプリです。
AR機能を活用したアプリで、実際に仮装しなくてもコスプレ気分を味わえるというもの。
さらに「おウチ飲みしよ?」というコメントも付けられ、メッセージとしても使うことができるので、アプリを通しておウチ飲みの楽しさを広めていくのが狙いです。
このように、すでにあるアプリを活用するのも方法の1つですが、アサヒビールではキャンペーンのために特化したアプリを作って販促につなげていることがわかります。
まとめ
今回は様々な販売促進方法とメリット、実際の成功事例についてご紹介しました。
今後もますますインターネットの必要性は高まり、WEBサイトやアプリ、SNSを有効活用していくことがカギになるでしょう。
情報拡散とデータ収集が出来るSNS活用、顧客の囲い込みに役立つオリジナルの自社アプリなど、手段も様々です。
ゼロから開発しなくても、「Piece」(https://jokapi.jp/)のように骨組みが既にできているサービスをカスタマイズするだけで、時間をかけずに自社アプリが作成できます。
これらのサービスを利用して、時代に合った販売促進を目指しましょう。