会員にポイントを付与するために、ポイントカードに代わって、企業での導入が増えているのが会員証アプリ。
アプリ開発を考えるなら、会員証アプリも選択肢の1つです。
今回は、会員証を利用するメリットと実際の活用事例を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
目次
会員証アプリのメリットとは?
これまで会員証といえば、カード式のものもよく見られましたが、カード式ではなくスマートフォンのアプリで会員証が表示できるものが増えてきています。
会員証アプリを取り入れて利益が得られるのは、企業側だけではありません。
顧客である個人にもメリットがあります。
会員証アプリを取り入れる前に、それぞれのメリットを把握しておきましょう。
ユーザー側のメリット
ユーザー側のメリットとしては大きく3つあります。
2.スマホでポイントの確認ができる
3.ポイントを効率よく使える
詳しく見ていきましょう。
メリット1.カードを持ち歩く必要がない
会員証アプリを利用するユーザーのメリットとしては、まずカードを持ち歩かないで済むことでしょう。
カードを持ち歩かなければ財布の中がかさばることもありません。
また、常にスマートフォンを持ち歩けば利用できるので、カードを忘れたり、なくしたりを心配しなくて済みますし、ポイントを付けそびれることもありません。
メリット2.スマホでポイントの確認ができる
会員証アプリの中には、貯まったポイントを確認できるものもあります。
従来のポイントカードだと、買い物の後にもらうレシートでしか残りのポイントを確認できなかったものがほとんどでした。
次にポイントカードを使う際、「あと何ポイント残ってたっけ?」となってしまった経験はありませんか?
会員証アプリを利用するとアプリ内でいつでも残りポイントの確認ができるので、次の買い物の際に計画を立てやすくなります。
メリット3.ポイントを効率よく使える
通販サイトなどを運営している会社であれば、会員証アプリでためたポイントを通販サイトでも利用することもできます。
従来のポイントカードだと、その店舗でしかポイントを利用できないことも多くありました。
「せっかくポイントを頑張って貯めたのに、使わずに有効期限が切れてしまった!」
といった経験ありませんか?
会員証アプリを利用すれば、アプリ内でポイント有効期限の通知が来たり、通販サイトでポイントを消費することもできるため、効率よくポイントを消費できます。
企業側のメリット
一方、企業側のメリットも3つご紹介します。
2.利用者が増える
3.セール情報を送信できる
こちらも詳しく見ていきましょう。
顧客の管理が楽になる
会員証アプリを導入することで、顧客の管理の負担がかなり減ります。
登録時にユーザーがアプリ内で個人情報等を自分で打ち込んでくれるため、店側で情報を手入力するなどの必要がありません。
登録されたメールアドレスやIDなどを紐づけることで、簡単に情報を管理できます。
利用者が増える
ポイントカードを作らないユーザーの中には、一定数カードを増やしたくない人もいます。
会員証アプリのメリットを伝えれば、今までカードが嫌で登録していなかった層も取り込めるかもしれません。
セール情報を送信できる
そしてもう1つ重要なのが、顧客にセール情報などを簡単に送れることです。
会員の購入頻度や来店履歴を付けることで、顧客データの分析も可能になります。
たとえば、アプリのプッシュ通知を利用すれば、顧客の中からターゲットを設定して、ターゲットが利用してみたくなるような内容を送ることもできます。
顧客の行動パターンを分析し、最適なプロモーションを打つことができるので、お店の売り上げアップに重要な役割を担うでしょう。
会員証アプリの事例を紹介
実際に企業では、会員証としてアプリを利用する以外に、どのような使われ方をしているのでしょうか。
ニトリとJAF、TSUTAYAの3つの事例をみていきましょう。
ニトリの会員証アプリ
ニトリでは、会員証とポイント確認機能を持たせたアプリがあります。
ただ、会員証としての機能だけでは利用されない可能性もあるので、いくつかの付加価値をつけているのがポイントです。
手ぶらdeショッピング
まず、店舗で見たものをネットで頼める「手ぶらdeショッピング」が使えること。
店舗で見つけてほしいと思っても、大きさ次第では持ち帰れないものもあります。
店舗でバーコードをスキャンするだけで使えるお手軽さはうれしいですよね。
保証サービス
また会員証と紐づけたことで利用できる保証サービスもニトリ会員証アプリの魅力です。
通常保証を受けるにはレシートなどが必要ですが、アプリを利用すればレシートや保証書をなくしてもサービスを受けられます。
この他にも過去の購入のサイズがわかる機能などいろいろと便利です。
JAFのデジタル会員証アプリ
ロードサービスを展開しているJAFも公式のアプリを運営しています。
通常JAFを利用する場合、カードによる会員証が必要ですが、会員証アプリを持っていればアプリの会員証を見せるだけでサービスが利用可能です。
車を運転中突然の故障に見舞われて、カードを持っていないときでも安心ですね。
GPS機能
さらにメールや電話でロードサービスを呼べるほか、GPS機能が備わっているので面倒な場所の説明をしなくてもある程度は近場に来てもらえます。
Tポイントの会員証
TSUTAYAで馴染みのTポイントも、会員証アプリを展開しています。
TSUTAYAの会員証としてそのまま利用できるのがポイント。
アプリでは、残りポイント数や使用履歴、Tカードの番号がわかります。
TSUTAYA以外にもTポイントと提携しているお店はあるので、ビジネススタイルの1つとして考えてみてもよいでしょう。
Tポイントアプリの様々な機能
主な機能はポイントの確認、Tモールの利用、ポイントの獲得、プレゼントです。
ポイントサイトのような側面もあります。ただし、Tポイントカードとしてそのまま使えない点には注意しましょう。
せっかくアプリ会員証を作ってもダウンロードがなければ意味がない!
ここまで、会員証アプリのメリットと事例を紹介してきましたが、使ってもらわないことには意味がありません。
ユーザーに会員証アプリを利用してもらうための工夫をいくつか紹介します。
2.チラシやメルマガなど媒体を使う
3.ダウンロードキャンペーンを実施する
4.アプリストアで上位に来るようにする
1つずつ見ていきましょう。
店頭ですすめる
直接的なのは店頭です。
従業員に対して、顧客にアプリのダウンロードを進めるよう教育したり、ポップを作成したりする方法があります。
従業員に教育する場合は、トークの流れや利用を促すタイミングをしっかり決めて指導することが大切です。
またスタッフ間でダウンロード獲得数を競わせ、成績優秀者には表彰をするといった方法も効果的でしょう。
チラシやメルマガなど媒体を使う
チラシやメルマガなど既存の媒体でアピールする方法もあります。
アピールの際には、必ずアプリに繋がるように、ダウンロード用URLまたはQRコードを載せておくことが大切です。
アプリをダウンロードするメリットについてもしっかり記載しておきましょう。
ダウンロードキャンペーンを実施する
店舗でのダウンロード促進、メルマガなどの活用と合わせて考えたいのが、初回ダウンロードキャンペーンです。
お得なクーポンやポイントの付与など、目玉があればダウンロードしてもらいやすくなります。
アプリストアで上位に来るようにする
他には、ダウンロード先のアプリストアで上位に表示させ、アピールするのも方法です。
アプリストアで上位に表示させる方法は、以下の記事で詳しく解説しているので併せてご覧ください。
まとめ
見てきた通り、会員証アプリの開発はさまざまなメリットがあります。
会員証アプリをうまく利用することで、LTV(ライフタイムバリュー)を高めることができます。
これからの時代、
ただ、はじめてのアプリでどうやって導入してよいかわからない企業の方もいることでしょう。
アプリ開発をてがけるPieceなら会員証アプリ開発も可能なので、ぜひご利用を検討ください。