日本はダウンロード数維持が難しい?アプリダウンロード数のための対策とは

日本はダウンロード数維持が難しい?アプリダウンロード数のための対策とは

スマートフォンの普及から、一般に広く浸透し、今や多くの人が利用しているスマートフォンアプリ。そんなアプリのダウンロード数は今も上がり続けているといいます。しかし、日本の場合、アプリの人気は一時的なことも多いのでダウンロード数を維持するのは至難の業。そんな激しい競争の中でも、ダウンロード数を落とさない対策を紹介します。

 

アプリのダウンロード数は増えている?推移を見てみよう!

スマホアプリのダウンロード数が伸びだしたのは、2011年あたりから。スマートフォンが普及し始めたころです。手軽に利用できるということから、無料アプリのダウンロードに勢いがありました。

さらに、2013年あたりを境に、アプリのトレンドは「購入して利用する有料アプリ」から、「無料アプリのアプリ内課金」へ。ゲームアプリの人気もあってか、2017年には、有料アプリを抜いて、無料アプリのアプリ内課金の収益の伸びが顕著になりました。

そんなスマートフォンアプリ市場ですが、登場から時間が経過した現在も成長を続けています。世界規模で見たアプリのダウンロード数は、App Anieによると2016年に約1,470億回だったものが、2017年には約1,950億回へ。2021年には、3,500億回にまでアプリのダウンロード数が伸びると見込まれています。

うち日本は、世界でも第3位のダウンロード数牽引力を持つ市場です。ARなどの分野も登場してきているので、予想通り今後もアプリのダウンロード数は上向きで推移していくことでしょう。また、中国やインドなどの新興国のダウンロード数も先進国に少し遅れる形で上昇してきました。

それでは国内へ戻って、アプリ市場の分野別の状況はどうでしょう。これまでアプリのダウンロード数を引っ張ってきたゲームアプリ市場は、成熟してきたこともあってか、人気は相変わらず高いものの、ここ数年のうちに鈍化する見込みです。総務省によると、ゲームアプリ市場の代わりに、エンターテイメントやソーシャル分野が少しずつ育ってくるのではないかと予想されています。

参考元:
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc122230.html https://www.appannie.com/jp/insights/market-data/app-annie-2016-retrospective/

 

どの種別のダウンロード数が多いの?

アプリのダウンロード数はどのジャンルに多いのでしょう。日本と世界の違いも合わせて紹介します。

 

モバイルアプリ人気はゲームアプリ

総務省によるモバイル向けアプリの調査によると、圧倒的なダウンロード数を持つジャンルはゲームアプリとわかりました。2013年~2014年にかけて、ゲームアプリのダウンロード数は全体の半数以上を占めます。2015年以降年々ゲームアプリの占める割合は減ってきてはいますが、それでも2017年は48%で依然として高い割合です。

ゲームアプリが日本でいかに人気かを示しています。続いて人気なのが、3%前後で推移しているビジネス・経済、続いてユーティリティ・ツールでした。鈍化してきているとはいえ、ゲームアプリの人気は根強いです。

 

世界で人気のソーシャルも日本では…

ここまで日本のアプリダウンロード数の特徴を紹介してきましたが、世界レベルでのアプリダウンロード数はどうでしょう。世界レベルで見ると、日本のアプリダウンロードの動向と世界のアプリダウンロードの動向は大きく異なります。

App Anieの各国アプリダウンロード数ランキングによると、日本の人気アプリの上位はゲームアプリ、ソーシャルなど、入れ替わりが激しいです。特にゲームアプリに至っては同じアプリが何度も上位に来ることはほとんどありません。新しいゲームに興味を占める人が多いようです。また、2017年からは料理動画アプリがトレンド入りし、何度もダウンロード数上位に食い込んできています。

一方世界はというと、日本のアプリランキングが激しく変わるのに対し、上位に入るアプリはほとんど変わりません。これだけみても、日本のアプリ競争がいかに激しいかわかります。また、世界の人気アプリは、ソーシャル系。日本の上位ダウンロード数とは大きな違いです。

 

有料動画のダウンロード数は日本で伸びにくい

ゲームアプリ以外で世界を賑わせているのが、「Netflix」などの有料動画アプリです。世界では多くの国でランキング入りするほど人気のアプリ。日本でも長らく動画制作・配信をしていますがアプリのダウンロード数は伸びず、ランキング入りすることもありません。

日本の民法は無料で動画を配信していることも人気が出ない理由でしょう。そんな中、人気を獲得しているのが同じく動画アプリの「Abema TV」(https://abema.tv/)。全カテゴリのランキングに何度も食い込むほどの人気です。「Abema TV」の魅力は豊富な動画コンテンツと無料視聴。タダで視聴できるという日本に合ったスタイルが国内で受けた理由かもしれません。

参考元:
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc122230.html https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/ni2016-appli/#overall,JP,app-download

 

アプリのダウンロード数を増やすための対策!

ご紹介したように、日本のアプリ競争率は激しいです。しかし、そんな中でも毎回のようにダウンロード数上位に上がってくるアプリもあります。もちろんアプリのジャンルを見極めることも大切かもしれませんが、それ以上に大切なのがいかにユーザーを獲得していけるかです。アプリのダウンロード数を伸ばすための3つの対策を紹介します。

 

レビュー投稿の仕組みを考える

アプリダウンロード前にレビューを確認するユーザーは多数派なので、レビューの評価が悪いとダウンロードに繋がりません。反対に、レビューが高ければダウンロード数を伸ばせる可能性が高くなるということ。実際に、評価のよいレビューを書いてくれそうなユーザーに絞って投稿を依頼したところ、ダウンロード数が伸びた事例もあります。

 

ユーザー獲得のためのサイトを作る

公式サイトで詳しいアプリの魅力が紹介されているものと、サイト情報が全くないアプリならどちらを選ぶでしょうか。レビューが同じであるなら、きっと前者の情報がしっかりしているアプリを選ぶはずです。アプリ内で十分だと考えず、ユーザー獲得のためのサイトを作ることも大切です。

 

有益なコンテンツを提供する

ユーザーにとって有益なコンテンツを追加することによって、ダウンロード数を増やす対策もあります。そんなユーザー目線のコンテンツと一緒に使いたいのが、Pieceから3月末にリリースされたPiece MA。

一緒に使うことで、有益なコンテンツのステッププッシュ通知をしてくれるので、ダウンロードユーザーの維持に役立ちます。

アプリのダウンロード数を改善するには、まず日本のダウンロード数状況を知ることです。ただしどんなランキングに食い込まないようなジャンルでも悲観する必要はありません。対策やコンテンツ次第でダウンロード数を上昇に向かわせることができます。ユーザーに合うコンテンツを準備したら、Pieceの「Piece MA」を活用して、効果的に顧客を獲得しましょう。