今の時代、企業や店がSNSで情報発信するのが当たり前になっています。
SNSもFacebook、Twitter、Instagram、TikTokなど様々な種類がありますが、実際どのように活用していくのかってなかなか分からないものですよね。
せっかく取り組むなら、活用事例を研究して、そこからある程度うまくいくノウハウ・ポイントを学んだうえで情報発信を始めた方が成果は出やすいです。
そこで、このサイトではSNSで使える機能から成功事例、情報発信をする上での重要なポイントをご紹介します。
是非参考にしてください。
目次
各種SNSの特徴と使える機能を紹介
まず、各種SNSの特徴と使える機能について、ご紹介します。
中でも、特にTwitterとTikTokについては企業がうまくいっている成功事例も併せてお伝えしますね。
Facebook:信頼性が高いフォーマルなSNS
Facebookは、実名登録なので信頼性があります。
文字数制限が6万字で、ほかのSNSより長いので文章が長くても情報発信しやすいのが特徴です。
30代~50代の利用者が多く、投稿内容としては比較的フォーマルなものが多くなっています。
海外の利用者も多いので海外ともつながることができます。
Facebookの機能紹介『Facebookページ・Facebookグループ』
Facebookの特徴的な機能としては、以下2つが挙げられます。
・Facebookグループの作成
Facebookページとは、簡単に言うと企業の公式ページをFacebook上で作れる機能です。
投稿はもちろん、住所、電話番号、公式HPのURLなどを掲載できることに加え、アクセスマップやお問い合わせ・予約などの機能を持ったボタンを追加することもできます。
Facebook上で表示できるので、うまく活用できるとFacebookユーザーからの集客を見込むことができるでしょう。
Facebookグループは、簡単にオンラインのコミュニティを構築できる機能です。
招待したメンバー同士の活発なコミュニケーションを促したり、運営側から一方的に情報発信媒体として活用することもできます。
ユーザーと直接対話できフィードバックが得られるので、ビジネスの実証実験をグループ内で行うというのも1つの使い方です。
イベントを告知できる機能もあり、開催情報の告知、参加者の集計を行うこともできるため、使い方次第で販売促進に活用できるでしょう。
Instagram:画像の使い方が明暗を分ける若者向けSNS
Instagramは画像が主体となったSNSで、写真や動画を投稿する際、個人や企業の感性、センスが重要になるのが特徴です。
利用者層は、若い世代10代~30代で特に女性が多いとされています。
海外の利用者も多いので海外ともつながることができます。
アパレル、飲食、観光など写真や動画に映える商品が関係している業界が使いやすいでしょう。
「インスタ映え」として集客をしているお店なども多いです。
Instagramの機能紹介『ハッシュタグ・ストーリー』
Instagramの特徴的な機能としては、以下2つが挙げられます。
・ストーリー機能
ハッシュタグ機能は、投稿につけるこの「#(ハッシュタグ)」によって投稿が紐づけられ、関連される画像として広まっていきます。
ハッシュタグで検索し、紐づけられた投稿を閲覧するユーザーも多いため、関連するハッシュタグを多く投稿に盛り込むことが認知を広めるポイントです。
ストーリー機能は、撮影した画像や動画を加工し、10~15秒程度のショートムービーとして投稿できる機能です。
最近は投稿機能を利用せず、ストーリーのみを利用するユーザーも増えてきています。
プロモーションとして活用するにはかなり効果的だといえるでしょう。
Twitter:拡散力とリアルタイム性を持つ情報獲得SNS
Twitterは、拡散力が高いことと情報のタイムリーさが特徴です。
10代~30代の利用者が多く、リアルタイムで起きた出来事(トレンド)を検索するために利用されることが多いです。
Twitterの機能紹介『リツイート・アンケート』
Twitterの特徴的な機能としては、以下2つが挙げられます。
・アンケート機能
リツイート機能は、ユーザーがそのユーザーをフォローしている別のユーザーのタイムラインへ投稿を共有することができる機能です。
ユーザーに「面白い!」や「共感できる!」と思ってもらった場合に、リツイートされることが多いです。
そのため、投稿内容はかっちりしているものよりも、フランクでユニークな内容の方がリツイート拡散されやすくなります。
たくさんのリツイート(通称:バズること)ができると、急速な認知拡大につながります。
アンケート機能は、文字通りTwitterのユーザーにアンケートを行える機能です。
回答欄を4つまで作れ、回答の締め切り日時を指定することができます(最大7日間)。
商品をどのように使っているかなど消費者に対して現状のアンケート、商品開発で消費者の意見を取り入れるなど様々な形で活用できます。
後程、アンケート機能が活用された事例をご紹介します。
TikTok:起動回数が多い若者向け動画SNS
TikTokは、短い動画を自分で撮影・編集して、BGMをつけたり、特殊効果をつけて投稿することができる動画SNSです。
10代~20代の利用者が多く、特に中高生の間では流行となっています。
ユーザーの1日の平均使用回数は約43回と、Twitterの約15回と比較すると3倍もあり、うまく活用することで若者世代へのプロモーションを行うことができます。
TikTokの機能紹介『AIによるレコメンド機能』
TikTokでは、ユーザーの好みに合わせてAIが自動的におすすめ動画を選出して表示してくれます。
TwitterやInstagramだと自ら能動的にフォローをすることで投稿を見ることができますが、TikTokだと自らフォローしなくても勝手に動画が表示されるのです。
受動的に、現れる動画をただ見ることができます
そのため、TikTokを開くとついつい動画を見てしまい、気づけば数十分も見てしまっていたということが起きるのです。
最近は、中毒性が高いと危険視されるほどですが、うまく活用することで広告としてかなりの効果を発揮することは間違いないでしょう。
実際に様々な企業がTikTokとコラボすることで商品のアピールを行っているので後程紹介します。
SNSの活用事例を紹介!
ここからは、企業のSNSの活用事例を紹介していきます。
事例を元に、自社のSNS集客に役立ててください。
Twitter活用事例 「花王アタック」
花王は、Twitterのアンケート機能を活用しています。
漫画「進撃の巨人」とコラボした際、洗剤のボトルデザインを2択でファンに投票してもらい、デザインを決定していました。
このように、消費者参加型の商品開発を行うことで、消費者は「自分も商品開発に参加したしせっかくだから買おうかな」という感情を持ち、商品の購買意欲を高めることができるのです。
他にも、「シャープ」や「東急ハンズ」のように企業のSNS担当者が宣伝ツイートをするだけではなく、一人の社員として日常的なツイートをしたりユーザーと会話することで親近感をもってもらい、消費者の購買意欲向上につなげている企業も有名です。
もっとTwitterの事例を知りたいという方は、以下の記事も参考にしてください。
TikTokの活用事例3選
ここでは3つの事例を紹介します。
「コカコーラ社」
コカコーラを使った動画を投稿した人の中から抽選でクオカードをプレゼントするキャンペーンを行いました。
たくさんの人が動画を投稿し、商品のアピールや販促に成功しました。
「グリコ」
ポッキーを使った動画を投稿した人の中から審査を通過した人は、渋谷の街頭ビジョンで自分の動画を流してもらえるキャンペーンを行いました。
このキャンペーンは「#ポッキー何本分体操」というハッシュタグをつけて投稿されていました。
そして、このハッシュタグがつけられた動画の累計再生回数は、2,730万回を超えたそうです。
このキャンペーンも商品のアピールや販促に成功した代表的な事例です。
「ユニクロ」
ユニクロのTシャツを着て撮影した動画に特定のハッシュタグをつけて投稿すると参加できるオーディション型企画を行っていました。
グランプリに選ばれた人は世界中のユニクロやユニクロの公式SNS、テレビCMでデビューできるとのことで、話題となりました。
ここで紹介した3つの事例はどれも規模の大きなキャンペーンですが、TikTokのインフルエンサーとコラボすることでも話題作りになるでしょう。
この3つのキャンペーンは「話題を作る」「商品の販促」と大きな効果をもたらしました。
TikTokでは「#広告で有名になりたい」というハッシュタグがあるほど意欲的なユーザーが多いので、消費者参加型のキャンペーンも非常に効果的です。
若者も商品のターゲットにしている方はTikTokもひとつの販促の方法として考えてみてはいかがでしょうか。
情報発信をする上での重要なポイント
企業アカウントとして情報発信する上で、重要なポイントが4つあります。
①自社の商品を一番魅力的に伝えられるSNSを使うこと
②ターゲットを明確にすること
③長期的な視点で情報発信のアイデアを考えること
④顧客が「いいな」思う情報を入れるようにすること
タイムリーな報告が必要だったり、ユーザーの意見を得たり、拡散力が必要ならTwitter。
写真映えする商品や建物が関係している業界ならInstagram。
公式の広報のような役割を担い、海外の顧客ともつながりたいならFacebook。
若者や世間を巻き込んだキャンペーンをしたいならTikTok。
というように、自社を分析し商品の特徴や年齢・性別・国籍などターゲットを明確にすると、自社の情報発信に一番適しているSNSがわかるはずです。
SNSでの情報発信はすぐに集客や販売促進の効果が出るものではありません。
長期的に続けることでSNSのユーザーとの交流が深まったり、フォロワーが増えたりしていくものです。
その中で「いいな」と思ってもらえたり、企業のファンになってくれる人がいるのです。
そして、信頼や親近感を得て集客や商品の販売促進につながります。
情報発信をする際に、顧客にとってどんないいことがあるのか、楽しいことがあるのかを入れるのも重要です。
顧客は自分にとっていいことや楽しそうなことならより興味を持つでしょう。
ただ情報を発信するよりも、反応してくれる人は増えるはずです。
まとめ
SNSで情報発信をすることは基本的には無料なので、お金をあまりかけずに販促や集客をすることができます。
最近は、顧客が増えたり、商品がたくさん売れたりとSNSをきっかけに知名度が向上することも少なくありません。
すぐに結果を求めずに、効果的な宣伝も考え実行しつつ続けることも重要です。
SNSマーケティングのやり方は以下の記事でも解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。
まだ企業や店舗の公式SNSアカウントを作っていない方は、作ってみてはどうでしょうか。