「もう対策しなくてもいいじゃないかな…」
主要都市には複数回にわたって緊急事態宣言が発令された中、正直こう思い始めた人もいるのではないでしょうか。
飲食などでは厳しい制限を強いられていますが、それでもまだまだウィズコロナの時代に合わせ、店舗で感染対策は必須でしょう。
では、店舗での感染対策をどうしていくか悩んでいませんか。
一番は社員や顧客の健康を守るための検温実施。
そんな方に向けて今回は、検温測定を実施しないといけない理由と検温測定の種類、その中でも得におすすめのサーモグラフィーの検温装置について解説・紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
検温測定を実施しないと発生する3つのリスク
コロナウィルスはいまだ存在し、またいつ感染が広がるかわからない、まるで薄氷の上に立っているような危険で状態です。
当然そんな状態の中、コロナの感染者を出してしまった店舗には人は集まらないでしょう。
コロナ収束後も後ろ指を刺されるかもしれません。
また、コロナ対策を一切せずにコロナ感染者を出してしまった場合は世間から非常に大きな批判の声が上がるでしょう。
対策をしても病気にかかる可能性は0ではありませんが「感染対策をした上でそれでも感染者が出てしまった」のか「何もせずに感染者が出た」のかでは全く違う印象を与えと考えられているので、この印象は非常に重要なものでしょう。
そして実際にもしコロナ感染があれば、そのたった1回で全ての努力が吹き飛ぶ可能性があります。
そんな中だからこそ、徹底した感染対策がとる必要があります。
では、今後店舗や企業で検温測定の実施をしないことで起こり打つ3つの具体的なリスクについて解説します。
1:感染リスク
検温測定の目的は発熱の疑いがあるものを特定することにあります。
発熱の疑いがある人が特定できれば、施設やオフィスの立ち入りを禁止し、人との接触を避けさせることができます。
そうすることで、感染が広がることを防ぐことができるでしょう。
そのための検温測定をしないと、発熱があり、感染の原因になりうる人を施設内に入れてしまうことになり、そこから小規模な感染拡大(クラスター)が起こる可能性があります。
つまり、検温測定を実施しないことは感染リスクを増やすことにつながります。
もちろん検温測定だけで感染リスクを0にすることはできませんが、感染リスクの軽減という意味では十分に効果が見込める対策でしょう。
2:訴訟リスク
コロナウイルスに限らず、様々な病気に感染するリスクがある状況において、
会社や施設が感染対策に取り組まないことは「社員や顧客からの訴訟」を受ける可能性があります。
従業員が会社で、コロナウイルスに感染した場合、その責任は十分な感染対策をしていなかった会社に対して「故意な不正行為」や「過失」になると判断されるかもしれません。
そのようなリスクを避けるためにも、検温測定や消毒などの正しい感染対策をするとともに、しっかりと感染対策をしているという証拠を残す必要があるでしょう。
そのためには、検温したデータをシステムと連動させて記録したりする方法があるでしょう。
3:信用損失のリスク
感染や訴訟といったことが発生することで、会社の信頼を損失してしまう可能性があります。
感染者が出れば当然、店舗や施設に人を入れることはできなくなりますし、そのお店に対する印象もよくないものになるでしょう。
感染が原因で訴訟を受けとなると、感染防止の対策が取られていない会社というような印象を持たれてしまうでしょう。
十分な対策をしていても感染する可能性は0ではありませんが、対策をしっかりとすれば限りなく感染リスクを下げることができます。
また、十分な感染対策をとった結果失敗したのと、感染対策をとらずに失敗したのとでは見え方が全くことなります。
取引先や顧客が見る目は非常に厳しいものになるでしょう。
そういった意味で、信用を損失するリスクがあると言えます。
どんな検温があるのか?
しかし、毎回検温を温度計で測っているのは手間なので、手をかけずに検温をしたい!と思いませんか。
検温を行うことがどれほど重要か理解できたところで、実際の検温方法はどういったものがあるのでしょうか。
検温は測定方法によって「実測式」「予測式」「赤外線式」に分類されます。
実測式は、5~10分程度かけて正確に体温を測ります。
体温を計測すると真っ先に思い浮かべるのが、手で測るタイプの家庭でもよく見る体温計も実測式。
正確な体温が表示される一方で、毎回手動で測っているのは手間かもしれません。
予測式は、予測式は測りはじめの体温の変化を過去の計測データを使って計算し予測する方法で10秒程度で測定できます。
一方で、あくまで予測なので正確な体温との若干のずれが生じる可能性もあります。
そして最後の赤外線式は、耳や額の表面温度を赤外線センサーで測定し、0.5~3秒程度で測定できます。
スピーディに計測することができ時代の進みに合わせて精度も上がっているので、将来はどの方式でも今より早く、高精度な測定が可能になるでしょう。
そしてその赤外線式の代表例として、サーモグラフィーです。
サーモグラフィーの検温装置とは?
そもそもサーモグラフィーとは物体から放射される赤外線を可視化する装置などのことです。
赤外線を分析することで、体表面の皮膚温度を測定することがでるようになります。
サーモグラフィーの検温装置は、カメラの前に立つと体の表面(額や耳)の温度を測定して結果を表示してくれるものがほとんどです。
サーモグラフィーの検温装置を使うことで、非接触での素早い検温が可能になります。
また、サーモグラフィーは一人だけでなく、複数人の検温にも適しており、検温装置によっては同時に何十人もの人の体温を図ることができます。
よって商業施設の出入り口など人通りが多い場所に設置するのが適しているといえるでしょう。
非接触・無人・素早い検温が重要な理由
なぜ、サーモグラフィー検温を導入するべきなのか。
コロナ禍で感染対策が依然求められる現状ですが、感染対策の前に状況の把握としてそもそもその段階でコロナの疑いかないかをはっきりさせる必要があります。
特に人が集中的に集まるスポットにコロナ陽性の人がいればクラスターになりかねないので、検査の一つとして簡単な検温があげられるのです。
そして、その検温のために一人ひとりに脇に挟む体温装置を渡す数量的余裕も時間もありませんし、その検温器を通して接触して感染しないためにも非接触というのが重要です。
つまり、体温計を使うことで接触するリスク、時間的なコスト、使い回すことによる感染リスク、問題はたくさんうまれてしまうのです。
今は、スタッフや従業員に業務の負荷をかけずに非接触でリスクがなく検温できるような状況を作らなければなりません。
そのためにもサーモグラフィーの検温装置であれば「素早く」「非接触」で「無人」の検温が可能です。
また、最近のサーモグラフィーの検温装置には顔認証や入管管理、データ管理のシステムまでも搭載されていることがあり、一台の検温装置で幅広い対策が可能になっているのも便利ですね。
おすすめサーモグラフィ検温装置を3つ紹介
SoftBankのサーモグラフィー検温装置『SenseThunder』
SenseThunderは、AI技術を活用した「独自の顔認証デバイス」や「精度の高いサーモグラフィカメラ」を搭載し、0.5秒で個人認証と体温測定が行える高性能検温装置です。
設置のイメージとしては、入館ゲートに設置や立たせておくことや、モニター接続も可能です。
マスクを着用したままでも計測ができ、発熱の疑いがある結果になるとブザーや音声で警告してくれるので非常に分かりやすいですね。
そして検温としての機能だけではなくモニタリングチェック機能、アラート機能、認証ログ表示などの機能もあります。
大きな会社が提供している検温装置だけに安心感あるのも特徴ではないでしょうか。
検温と消毒が一体となった検温装置『Smart checker 』
Smart checkerは、検温と消毒を同時に、しかも非接触で行うことができ、非接触の消毒液噴霧器が一体化されていることが最大の特徴です。
置き型の検温器になりますが、工事などいらずですぐ設置することができるので手軽に導入できます。
また、入場がOKと判断されると入場ゲートが開くなど連携できる機能もあり非常に便利です。
この検温器を通過した来場者のデータを管理しデータベースに蓄積するなど付帯機能が複数あるので活用する場が広がるといえるでしょう。
既存システムとの連携が可能な検温装置『STH』
STHは、システム連携を前提とした検温装置で、他の検温装置と性能面での差はほとんどありませんが、既存のシステム(顧客管理システム、勤怠システム、利用者管理システムetc…)との連携が可能な検温装置です。
提供している会社がシステム開発会社であることから、システムとの連携が可能になっています。
こちらも置き型なので設置に手間がかからず、検温装置自体が細身であることからも幅広いスペースをとることなく導入が可能です。
ソフトの開発は日本で行われており、セキュリティ面においても徹底的に考慮されています。
そして、導入からシステム連携まで一括サポートをしているので複雑なステップを踏む必要がないのも利点といえますね。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、感染症対策が必要な理由、検温方法やその中でも特にサーモグラフィーについて紹介しました。
新型コロナの影響で店舗の営業にもかなり制限がかかっているため、しっかりとしたコロナ対策が重要になります。
コロナの流行が今後少し落ち着いたとしても、こういった予防や確認のための検温対策は常に必要であるといえるので、ぜひこの記事を参考にサーモグラフィー検温を導入してみてください。