デジタルデバイスの普及により、以前より勉強の仕方に随分と変化が見られています。
そのきっかけとして、教育系アプリが開発されたことが一つに挙げられます。
勉強に対して苦手意識を持つ方が多い中、アプリを使うことで勉強への抵抗感をなくし、楽しく続けられるものとして人気が高まっています。
今回は教育系アプリを開発することで、どんなメリットがあるのかを詳しくご紹介していきます。
教育系アプリのメリットは?
ある物事についての知識を体系的に学ぶために、教育系アプリは現代人にとって最適な手段となります。 アプリの利点を活かして効率的に勉強できることは、ユーザーのストレスを軽減させることにもなるでしょう。
実際に教育系アプリにはどんなメリットがあるのでしょうか。
バリエーションが豊富
教育系アプリは学びを目的とするため、必然的に対象ユーザーが幅広く存在します。 子供向けなら知育教材として楽しく、遊びながら学べるアプリが作れます。
小学校から高校生までの学生を対象とするなら、日々の予習、復習に活かせるものから 受験対策として苦手科目の克服を改善することを目的にしたアプリを開発することが、ユーザーにとって役立つものになるでしょう。
学校だけの勉強に限らず、大人のための学習も需要があります。 ビジネスマンとして知っておくべき用語や知識、スキルアップのための資格取得など、 自分のキャリアを築くために積極的に自己研鑽に励まれる方にもアプリを活用してもらえるかもしれません。
その他にも、歴史ものやプログラミングなど、ニッチな分野に手を出してみるのも面白いでしょう。
勉強のハードルを下げる
勉強は生活をよりよくするために欠かせないものですが、 いざ取りかかろうとすると、思うようにうまくいかないことが多いものです。
アプリで勉強することのメリットとしては、時間や場所にとらわれずに学べることが挙げられます。 通学や通勤、休憩時間といった空き時間でも勉強ができれば、効率よく時間を使えます。
また、勉強をするための参考書に掛かるコストや本の量を減らせることにもなります。 出先で勉強をしようと思っても、持っていく荷物が多ければそれだけでやる気がなくなりますが、 アプリを使えばその負担を軽減することができます。
その他、アプリなら積極的に勉強に対するモチベーションを上げるような機能が取り揃っています。 日々の学習を記録し、自分の成長具合を把握したり、苦手なものを勉強するときは、 レベルに合わせて克服していったりするなど、自分次第で楽しんで取り組めることが可能となります。
教育系アプリの開発事例
教育系アプリについて、どんな種類のものが開発されているのか、ご紹介します。
資料作成トレーニングアプリ
㈱日本能率協会マネジメントセンターが販売している通信教育コース『外資系コンサルタントが教える資料作成術』を より効果的に学ぶために開発されたアプリです。 ビジネスにおける資料の作成方法に関する問題が出題され、資料作成のスキルを身に着けていきます。
主に相手の視点を意識して、どのような構成をするのが適切か、わかりやすい内容はどれかを学べるため、 仕事でかなり役立つ内容となっています。
マインドフルネス入門
マインドフルネスとは、今この瞬間に意識を集中し、不安や評価にとらわれずにいる状態を保つことを指します。 このアプリでは講師の音声ガイド付きでマインドフルネスの方法を学ぶことができます。
ストレスの多い現代において、各自で健康管理をすることが求められていますが、 健康的な活動を習慣化することはなかなか難しいことです。
そこでアプリでは、日常生活でも実践できるようなマインドフルネスやフィットネスを紹介しています。 また、マインドフルネスをいつ取り組んだか、実践して気付いたことを記録できるレポート機能がついているため、 効果的に続けることを考えて開発されています。
人を動かす質問力
ビジネスシーンでは何よりコミュニケーション能力が問われます。 中でもわからないことを質問するとき、自分が思っているよりもスムーズに相手に伝わらなかったり、 会話に齟齬が生じたりしてしまうことがあります。
そうした問題を回避するべく、このアプリでは良い質問と悪い質問の違いを見極めるトレーニングをしていきます。 解答しながら相手にとって良い質問は何か、相手の答えや本音を導き出す手法を学ぶことができます。
スタディサプリ
小学校4年~6年、中・高校生、大学受験生向けに開発されたオンラインの学習アプリです。 実績のある講師が指導している講義を、塾や予備校よりも低価格の料金で提供しています。
学校の定期試験対策から大学受験に特化した講座が揃っており、 わからないことがあれば直接講師に質問ができるシステムも備えています。 一人ひとりの学習状況に合わせて勉強のスケジュールを組み立てられるため、学生にとってメリットがたくさんあります。
Duolingo
世界で一番ダウンロードされている言語学習のアプリです。 英語のほかに、スペイン語やフランス語など約20か国の言語も学ぶことができます。 「読む、聴く、話す」といった、言語を習得するうえで押さえるべき基本を自分のレベルに合わせてレッスンを受けられます。
ゲーム感覚で解きながら、自分が間違ったところに対してアドバイスを提示してくれます。 不正解のたびにゲームをするためのライフがなくなってしまうため、 ほどよい緊張感を味わいながら、楽しく継続して学べるように工夫されています。
まとめ
教育系アプリは子供から大人まで、幅広い世代を対象にして、 さまざまな勉強に手軽に取り組めるような工夫がされています。
勉強への抵抗感をなくすために、とっつきやすさを意識しつつ、利便性のあるアプリを開発することが求められるでしょう。