デジタルサイネージを知っていますか?
デジタルサイネージは日本語では「電子看板」と訳され、駅や店舗に広告配信を目的に設置されています。
名前を聞いたことはなくても実物は必ず見ているはずです。
このデジタルサイネージとアプリとの掛け合わせについて今回は考えていこうと思います。
デジタルサイネージとアプリの融合
最近のデジタルサイネージは、ただ映像を映し出すというだけではなくユーザー側とのリアルタイムなコミュニケーションをとることが可能になったため、
アプリと融合させることで無限の活用方法が考えられます。
・デジタルサイネージにガチャガチャの機能を入れて、ユーザーが持っているスマホからガチャガチャに挑戦する。ガチャガチャの結果にQLコードが画面上に表示されスマホでそれを読み取ると特典がもらえる。
→ユーザーは、商品券やお得な特典、サービスを手に入れることができる。店舗側は、店前に人を集めることができ、既存アプリの活用の幅を広げる…などの効果があります。
・デジタルサイネージを使った道案内。デジタルサイネージとアプリを連動させ自分の現在位置や目的地、進行方向を正確に教えてくれる。
→方向音痴でも絶対に迷わない、店舗内でユーザーが商品を探す手間がなくなる。店舗スタッフの業務軽減などの効果がある。
・人感センサー、フィールドトラッキング をデジタルサイネージに搭載し、通行量やユーザー情報などを分析。
→普段なら絶対に集取できないユーザーの動向や属性、行動を収集することができ、マーケティング戦略を立てる上で大きなヒントを得ることができます。
上記はただの一例で、そのほかにもデジタルサイネージとスマホの融合方法はたくさん考えられます。
その上、デジタルサイネージを利用したコミュニケーションをとったユーザーの情報を収集することで、次のマーケティング、販促活動に活かすこともできます。
「リアルタイムなユーザーとのコミュニケーション」と「ユーザー情報の収集」こそ、デジタルサイネージとアプリの融合における最も魅力的な効果と言えるでしょう。
デジタルサイネージの種類や基本情報
デジタルサイネージの歴史やデジタルサイネージの設置サービスについて紹介しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
デジタルサイネージ導入の注意を理解しておこう
「ぜひ、店舗でデジタルサイネージを導入したい!」
そう考えている担当者の方に向けて、デジタルサイネージの注意点を紹介します。
①効果測定は絶対に出来るようにしておく
②一方的な広告配信は効果が低い
③具体的な目標を設定する
まず、効果測定は必ず出来るようにしておきましょう。
例えば、デジタルサイネージで店舗で使えるクーポンを発行するとすれば、
「発行したクーポンの量」「使用されたクーポンの量」「発生した利益」「利用したユーザー」「通りかかったユーザー」など、可能な限り情報を取得し効果の測定が出来るようにしておく必要があります。
当然、効果がないようであれば早い『損切り』が必要でしょう。
次に、一方的な広告配信という考え方は辞めましょう。
一方的にユーザーに対して広告を流し続けても、それを見るユーザーはほとんどいません。
特典が貰えたり、遊びがあったり、理由がなければユーザーは広告を見てくれることはありません。
買って欲しい商品だけをプッシュするのではなく、ユーザーに楽しんでもらう『遊び』を提供しましょう。
最後に、具体的な目標を設定しておきましょう。
時代の流れに合わせてとりあえずデジタルサイネージを設置してみたけど、何の効果もなかったというのでは目も当てられません。
デジタルサイネージもアプリもどちらも手段であり目的ではありません。
明確に達成したい目標を持ってこそ、効果的な手段になるということを知っておいてください。
デジタルサイネージの導入方法
「どうすればデジタルサイネージを導入できるのか?」
その点について回答していきます。
一般的なタイプにあたる「広告を配信するだけのデジタルサイネージ」であれば下記のような選択肢があります。
東芝 DYNACLOUD D-SIGNAGE
CLOUDPOINT
どちらも、比較的安価で導入しやすいデジタルサイネージサービスです。
端末も性能が高いものなので安心感があります。
最新のタイプになる「デジタルサイネージとアプリの連動」ということであれば下記のような選択肢があります。
AXサイネージ
こちらは、アプリとデジタルサイネージの連動を全体に考えているサービスです。
アプリ開発とデジタルサイネージの導入が同時にできる企業でなければ難しいサービスですが、それを実現しているのがAXサイネージです。