その利便性を、仕事でも生かそうと考える企業は多いです。 社内の情報共有やカスタマーサービス…その使い方は多岐にわたります。
でも、いざメッセージアプリを開発しようと思っても、どんな機能をつければいいのかわからないし、開発と聞くだけで難しそうですよね。
そこで今回は、メッセージアプリをより簡単に開発・導入するための方法をご紹介します。
目次
メッセージ機能のあるアプリを導入するには
簡単にメッセージを送ることのできるアプリといえば、いくつか思いつくものもありますよね。 そういったメッセージアプリの自社版を開発できるのが理想です。
とは言え、全ての機能を自社で開発するとなると、工数も開発費もかなりかかってしまうのは目に見えています。
しかし、既存のメッセージ機能を組み込むことで、より簡単にメッセージアプリを開発することができるのです。
他のSNSと連携する
新たなアプリを開発しても、LINEなどと差別化できていなければ審査が通らず、リリースできないということもあります。
現在多くのひとが利用していることもあって、「LINEと差別化なんて無理…」と思ってしまいそうですよね。
しかし、これらのSNSを逆に利用することでアプリの利便性を上げることができます。
LINEやFacebookなどと連携することで、どのチャンネルからの情報も一元管理できるような機能をつけることも可能です。
既存のSNSと連携すれば、一から開発しなくて済みます。
また、社内で使う場合でも、顧客が使う場合でも、使い慣れているメッセージ画面を使えるので、メッセージのやりとりがしやすいでしょう。
チャットボット作成ツールを使う
「チャットボット」とは、AI(人工知能)によって自動で応答してくれる会話ロボットのこと。
SiriやCortanaなどが自動会話ロボットの代表です。
チャットボットを使えば、プログラミングの知識がなくても比較的簡単にメッセージアプリをつくることができます。
チャットボットは後からWebサイトやアプリに埋め込むこともでき、顧客対応をある程度自動化することが可能でQ&Aなどでもよく使われています。
OSごとに管理ができ、業務の効率化という面でもチャットボットはかなり便利です。
特に顧客向けに開発しようと考えているなら、 チャットボットをアプリに組み込むのが最も簡単なメッセージアプリ開発・導入の方法と言えるでしょう。
メッセージ機能のついたアプリを開発するときの注意点
他のSNSと連携したり、チャットボットを作ったりすれば比較的簡単にメッセージアプリを開発できます。
しかし、開発において注意しておくべきなのが、「アプリ開発の目的」と「メッセージのシナリオ」です。
それぞれ詳しくみていきましょう。
目的を明確にする
一口にアプリ開発と言っても、その目的によって必要な機能は異なるもの。
業務の効率化が目的なら情報共有しやすい機能が必要ですし、 顧客対応の質を高めるのが目的ならわかりやすさや離脱されないような機能が必要になります。
「だれが使うか」「何のために使うのか」を、アプリを開発する前に明確にしておくことが大切です。
アプリ開発の目的が明確になっていれば、具体的にどんな機能が必要かわかり、より希望通りのアプリを開発することができます。
また、開発ツールを選ぶ際の基準も明確にできますよね。
シナリオを作成する
先ほど紹介した自動チャットは、ユーザーから指示された質問を分析し、 事前に設定したシナリオの中から適切な回答を選出して自動送信するという仕組みになっています。
シナリオとは、業務フローを整理した上で想定される質問と回答(会話の流れ)のことです。
特に顧客向けのアプリ開発を考えてる場合には、しっかりとシナリオを作りこんでおく必要があります。
顧客は問題を解決するためにチャットを利用するので、求めている答えを提供できるようなシナリオにしておかなくてはなりません。
用意したシナリオが問題を解決できれば、ロイヤリティの向上やコンバージョン率の向上につながります。
アプリ開発ツールのなかには、業界や業務内容にあわせて最適な回答を出せるシナリオのサンプルを出しているところもあるので、 初めてシナリオを作成する場合でも安心です。
アプリをつくる目的を明確にし、顧客向けの場合は顧客目線のシナリオを用意しておくように注意しましょう。
メッセージ機能がついたアプリを開発できるツールを紹介
では実際にメッセージアプリを開発するツールを使っていきましょう。 おすすめのツールを2つご紹介します。
Piece
スモールスタートでアプリをつくりたいなら、パッケージ化されたアプリ開発サービスの「Piece」がおすすめです。
Pieceは「プッシュ通知」「お知らせ」「クーポン」「フライヤー」が無料で初期導入できます。 また、必要な機能だけ選ぶことができて、カスタマイズしやすいのもPieceのおすすめポイント。
もちろん、チャットボット機能もあります。アプリ管理画面でシナリオをつくっておけば、メッセージへの自動返信が可能です。
必要な機能が具体的に決まっていて、スモールステップでアプリをつくりたいという方にはPieceが最適でしょう。
アプリ開発パッケージ「Piece」:https://jokapi.jp/
Yappli
iOS、android対応で、外部の機能と連携できるアプリをつくりたいなら「Yappli」がおすすめです。
Yappliでは、カスタマーサービスのプラットフォーム「Zendesk」との連携で、ユーザーとリアルタイムに会話ができます。
ユーザーからの質問はすべてZendeskで管理するため、データ分析も簡単です。
MAや接客・分析ツールなど複数のチャンネルとの連携も可能で、一人ひとりに合わせたタイミングでプッシュ通知を送ることもできます。
管理画面がわかりやすく、更新作業がしやすいのも魅力のひとつ。
費用を比較すれば上に上げた「Piece」が断然お得ですが、一度使用してみるのも良いでしょう。
開発・運用・分析オールインワン「Yappli」:https://yapp.li/
まとめ
開発しようとしているメッセージアプリはだれが使い、 どんな機能が必要かをあらかじめしっかり考え、目的・機能に合わせた開発ツールを選びましょう。
カスタマイズや拡張機能が豊富な「PIECE」がおすすめです。