集客のためにアプリ開発をしたいと考え稟議書を提出しているが「なかなか稟議が通らない」。そんな悩みを抱える企業担当者が、増えているようです。
「なぜ、なかなか稟議が通らないのか?」その理由を解説しながら、「稟議が通りやすいアプリ制作の進め方」について見ていきます。
目次
アプリ制作が進まない!その理由とは
社内の稟議が通らずアプリ制作が進まないことには、理由がありました。 稟議を通すためには、開発したいアプリに対する相手の理解度を深める必要があるでしょう。
アプリの機能をしっかり伝えきれていない
アプリ制作が進まないのは、アプリの機能をしっかり伝えきれていないためかもしれません。 アプリの機能について、以下のような点を再確認してみましょう。
・その機能がなぜ必要なのか?
アプリに搭載予定の機能が、なぜ必要なのかきちんと伝わっているでしょうか。
「ターゲットとなるユーザーは、その機能によってどのような利便性を得るのか」「その機能はどのようにユーザーの問題を解決できるのか」 このような点については、クリアにしておかなければなりません。
・その機能を使い、集客は見込めるのか?
企業のアプリ制作は、集客を目的としています。 顧客へのきめ細かい対応やデータとの連動、SNSとの連携などの面において、集客性に優れているのかどうかをしっかり伝えてください。
・アフターフォローについて
アプリは制作がゴールではありません。不具合の修正やインターフェイス改良のため、アフターフォローが必要になります。 アプリの機能はアフターフォローまで想定しているのかどうか、アフターフォローについて明確な見積もりや計画があるか、 クリアにしておかなければなりません。
アプリのイメージがつかめない
・資料だけでは物理的にどう動くのが、イメージしにくい
アプリの機能や内容について、稟議書だけではイメージしにくいものです。 資料だけ見て「物理的にどう動くのか」を、想像に頼る部分が大きすぎます。
・使用感はどうなのか、イメージしにくい
アプリに実際に触れたときの、使用感がイメージしにくい場合が多いです。 ユーザーエクスピリエンス、いわゆるUXに問題がないのか、UXを高めるためにはどうしたら良いのか、 など具体的な改良点に気づくことが難しいのです。 稟議書だけでは、アプリ制作の質を判断しにくく、なかなか稟議が通らないでしょう。
・ビジュアル的に見やすいのかどうか、イメージしにくい
アプリの入力や操作面でのデザインやフォントなどが、イメージしにくい場合が多いです。 ユーザーインターフェイス、いわゆるUIはきれいで見やすいのかどうか、資料だけでは判断が難しいです。 デザイン面なども完成形に近いものでないと「よくわからない」と言われてしまい、稟議が通りにくいでしょう。
アプリ制作を進めるためにはプロトタイプが必須
アプリ制作を円滑に進めるためには、デモアプリを試せるプロトタイプを作る過程が必須となります。 プロトタイプを作る前に、アプリのデザインや目的について、明確にすることも忘れないでください。
アプリのデザインを固める
・機能や要件を定義する
どんな顧客に使ってほしいのか、アプリの目的は何なのか、などについて明確にします。 その際、ターゲットとなるユーザーの条件まで細かく絞り込むことが大切です。
・ワイヤーフレームを作る
ラフ画でワイヤーフレーム、設計図を作ります。 レイアウト構成を考え、ロゴ・コンテンツ・広告など入れ込む要素を配置してみます。 色や画像というような詳細はまだ必要ありません。
・おおまかなデザインが出来れば、細部のイメージもつかみやすい
最初は細部までこだわる必要はありません。 大枠が出来れば制作チーム内の共通認識を持つこともでき、細部のイメージをつかみやすくなります。
アプリのデモを作る
・画像や、実際に触れられるデモがあれば、直感的に伝わる
アプリのデモがあれば、画像やアニメーションなど、資料だけではわかりにくかった動的な部分が伝わります。
・モックアップで具体的なデザインを作る
モックアップは基本的なUI設計で使うようなパーツの流用や、あるいは独自の画像をアップロードすることも可能です。 デザイン面の詳細も伝わります。
・プロトタイプがあれば、動的な操作も試すことができる
アプリのデモがあれば実際の操作を試すことができ、使用感が伝わります。
プロトタイプを作ってアプリ制作をスムーズにしよう
アプリ制作の稟議を通すためには、プロトタイプを作ることが大切です。 アプリ制作には多額のコストや高い技術が不可欠という印象がありますが、 アプリ制作を補助してくれるようなツールやサービスも登場してきています。
オープンソースによるアプリの自社独自開発ができるPIECEもそのひとつです。 無料でデモアプリが作れますので、稟議を通してアプリ制作を進めるための、強力な味方となるでしょう。
まとめ
アプリを制作したいが、社内の稟議がなかなか通らない、という企業担当者はプロトタイプを作ってみましょう。
資料だけではイメージがつかみにくく、アプリ開発の意義や目的などが伝わりません。 プロトタイプ作成ツールやサービスはたくさんありますが、 動きを確認できるデモアプリを無料で作れるPIECEは、活用をおすすめできるツールです。