「バイラルマーケティングって何?」
そんな疑問を持たれている方に向けて今回は、バイラルマーケティングについて詳しく解説していきます。
目次
バイラスマーケティングとは
バイラルマーケティングのバイラル(Viral)とはウイルス性という意味を持つ単語で、
ウイルスのようにユーザー間で広がっていくマーケティング手法のことを「バイラルマーケティング」と呼びます。
バイラルマーケティングでは、ウイルスの広がりの源である「バイラルコンテンツ」が必要です。
この「バイラルコンテンツ」を源としてウイルスのように広がるバイラルマーケティングを実現します。
このバイラルマーケティングは「運よく」拡散され口コミで広がって成功したケースもありますが、十分に計算され成功したケースもあります。
継続して成功し続けるためには「バイラルストラテジー(戦略)」が必要になってくるでしょう。
バイラルマーケティングの手順
バイラルマーケティングの手順は簡単にまとめると以下のとおりです。
1:売り出したい商品やサービスをプロモーションするために市場を調査。
「その時点の市場で流行っているもの」「今までに成功したバイラルコンテンツ」「売り出したい商品やサービスの潜在顧客が好むもの」「どのようなコンテンツが求められているか」バイラルコンテンツ作成前にに十分に調べておくべきでしょう。
2:バイラルストラテジー(戦略)を立てる
「どのようなユーザーに訴求するマーケティングなのか?」「どのような経路でユーザーを誘導するのか?」市場の調査結果をもとにして具体的なマーケティング戦略を立てていきます。
3:話題性のある「バイラルコンテンツ」を作る。
バイラルコンテンツは動画であることがほとんどです。
また、SNS等で話題性が出るようなコンテンツであることが重要です。
4:作ったコンテンツをSNSや動画配信サイト等で公開。
公開する場所はSNS(Twitter、Instagram、Facebook…)か動画配信サイト(Youtube)がメインになるでしょう。
手順自体はシンプルですが「バイラルコンテンツ」を生み出すのが何よりも大変で難しいところです。
コンテンツや情報が溢れている現代社会では、多くの人の目を惹き、ウイルスのように拡散され広がるコンテンツを作ることは容易ではありません。
コンテンツの内容は大きく分けて2つに分類することができます。「自然に広まっていくコンテンツ」と「特典などをつけることで意図的に広めるコンテンツ」です。
どちらの方が良いというのはありません。
顧客にあった形のコンテンツであればどちらも効果的なマーケティングになるでしょう。
バイラルコンテンツの作成の際の注意点があります。
情報の拡散により企業の意図に反する情報が広まってしまうおそれもあり、場合によっては企業イメージに大きな傷がつくことになるでしょう。
コンテンツは企業として恥ずかしくないものを公開する必要があるでしょう。
TikTokを使ったバイラルマーケティング事例
TikTokは、15秒の短い動画を投稿して共有する動画投稿サービスです。
音楽に合わせたダンスや口パクなどが有名で、現在では月に850万人が利用しています。
株式会社サイバーエージェントが実施したAbemaTVを習慣的に見てもらうための施策。
10代の若い世代に人気のあるAbemaTVでは、男女の恋愛模様をテーマにした恋愛リアリティーショーというジャンルのコンテンツの制作に力を入れています。
そこで「今日、好きになりました(初対面の高校生が数泊の旅行に出かける番組)」の視聴へつなげる施策として、
「今日好きダンス」というコンテンツを作りTwitterなどのSNSで認知を得た後、TikTokへ流入させ十分なブームを起こし「今日好きダンスは「今日好きになりました」のダンスです」と種明かしをすることでAbemaTVにユーザーを流しました。
Twitter → TikTok → AbemaTVという流れです。
TwitterなどのSNSとTikTokのコンテンツをきっかけに徐々に「今日好き」の認知が広がったとこで一気にAbemaTVにユーザーを流すことで、視聴率が劇的に上昇しました。