購買意欲を向上させるにはどうしたら良いか?店舗で使えるテクニック

購買意欲を向上させるにはどうしたら良いか?店舗で使えるテクニック

人は無意識に気持ちが変化するものです。買い物をしているときも周りの環境によって購買意欲が向上したり、お店に長く滞在したりするようになります。

このサイトでは店舗で使える、顧客の購買意欲を向上させるための方法をご紹介します。

 

購買意欲を向上させるには

店舗側からすると、お店に来てもらったからには顧客にたくさん買ってほしいものです。人間は周りの環境によって心理が変わるので、お店の中の環境や商品に焦点を当てて方法を紹介します。

 

色彩

一番最初に考えられるのは「色彩」です。心理学の分野に「色彩心理学」という分野があるように人間は色ごとにイメージを持っていて、その色のイメージによって心理が変わるのです。色の効果を理解して意識して使うことで売上アップに役立つでしょう。

 

《代表的な色ごとのイメージや効果》

赤は、いちばん顧客の購買意欲を向上させる色として知られています。人間は赤に対して情熱的なイメージを持っているので気分が高ぶり購買意欲が高まるのです。さらに、赤は食欲増進の効果もあるので飲食店の内装に使っているチェーン店などもよく見かけます。赤は人間の注意をひく色なので広告やオンラインストアでの文字表示にも使える色です。

 

黒・

黒と紫は高級感や優雅さをイメージさせる色です。これらの色の商品は少し高くても消費者は「高級感」のイメージを持っているので買ってもらいやすいでしょう。客単価(消費者一人当たりが一度の購買時に支払う平均額)を上げるには効果的な色です。

 

ピンク

ピンクには「かわいい、ロマンチック」というイメージがいちばん強いです。女性的な色なので女性をターゲットにしているお店は内装や商品の色にピンクを使うと集客や顧客の購買意欲向上につながるでしょう。

 

ベージュ・茶色

ベージュや木の色は人を落ち着かせる効果があるので、お店の内装にベージュや木の木目を使うと顧客はリラックスし、お店での滞在時間を長くさせることができるので、ついで買いによって購入点数を増やすことにつながるでしょう。

 

白はすっきりしたイメージがあり、空間を広々とした空間に見せられるので滞在時間を長くさせる効果があります。ベージュのようについで買いを増やせるでしょう。

 

音楽

店内でBGMとして音楽を流しているお店は多いと思います。音楽でも曲調によって人間の心理を変えらるのです。やはり、穏やかな曲を流すと顧客の滞在時間は長くなり、アップテンポな曲を流すと顧客の気分は上がり衝動買いを促すことができます。

 

匂い

匂いでも顧客の購買意欲を向上させることが可能です。楽しげな匂いを漂わせていると顧客は気分が良いので購買意欲が高まります。さらに、お店に対して良いイメージがつくのでまた来ようと思ってもらえます。また、高級ブランドでは、匂いの専門家に依頼して自社ブランドに合う匂いを開発しているところもあるそうです。

 

商品のレイアウト

店舗では商品の配置も購買につなげられるかの重要なポイントになってきます。お店の入り口には、一番買ってほしい商品を、お店の中でも見えやすいところに人気商品を、というようにどの商品をどこに置くかで顧客に見てもらえるかが決まるでしょう。人は最初に見たものほど心理的なブロックがないので買いやすいとされています。買ってほしい商品をお店の入り口に配置することはとても重要です。

 

デザイン

広告やメニュー、商品のパッケージのデザインを変えるだけでも売り上げを伸ばすことができます。

・文字だらけ→文字を減らし画像を増やす

文字を減らして画像を増やしたことで見やすくなり、購買量が増えます。

・商品のキャラクターを作ってパッケージに載せる

親近感がわきます。子供向けの商品ならキャラクターの目線を子供に合うように下向きにするとより親近感がわいて購買量を増やす効果があるそうです。

 

他にも色の配色によってイメージが変わり購買量増加につなげることもできます。

また「配色」には、「70:25:5」の法則というものがあります。

これは、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの3色を決めて、それぞれの割合を70%・25%・5%に割り振るとバランスよく見えるという法則になります。

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デザインや配色が人間に与える印象によって顧客が商品を買うか買わないかが決まるとも言えます。色彩心理学では「商品を買うか買わないかの60%は、『色の印象』 によって左右される」とされています。

 

広告に使う色を変えたり、お店の小物として色を増やしたり、良い匂いを漂わせたり、流す音楽を変えたり、小さな工夫をするだけで顧客の心理を変えることができるでしょう。人間は意識していなくても無意識に周りの色や音楽、匂いに左右されています。

ご紹介した方法は比較的実行しやすい内容だと思うのでぜひ参考にしてください。

 

まとめ

今回は、購買意欲を向上させるテクニックとして色や音楽、匂い、レイアウト、デザインについてご紹介しました。

昔は不特定多数に対して広告を出すのが普通でしたが、近年は一人一人にパーソナライズ(一人一人の属性や購買、行動履歴に基づいて最適な情報を提供する手法のこと)された広告やサービスをすることが重要になっています。お店のターゲットに合うイメージの色やデザインを使うことで顧客の購買意欲向上につなげるのも販促活動の一つの方法です。