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IoTを活用した「見える化」でより効果的なマーケティングへ

モノとインターネットをつなげる技術であるIoT(Internet of Things)。外出中にスマートフォンのアプリから自宅にあるロボット掃除機を起動するなど、日常生活を便利にするモノが次々に開発され、生活に取り入れられつつあります。

モノとインターネットがつながっているということは、モノの動きや状態といったデータをインターネットを介して集めることができるということ。このように、IoTによって見える化されたデータを利用してマーケティングを行なうという手法が確立しつつあるのです。それでは、IoTを活用したマーケティングの実例をチェックしていきましょう!

IoTマーケティングの見える化「保険業界への進出」

最初にご紹介するのは、保険業界での活用例です。自動車保険において、「保険料は走る分だけ」などといったフレーズを聞いたことはないでしょうか。休日に買い物に行くくらいしか自動車を運転しないという人は、走行距離が短い分保険料が安くなるので嬉しい料金体系なのですが、この走行距離はどのようにして把握するのでしょうか。

実は、この「走行距離を把握する」という役割をIoTが担っているのです。カーナビやドライブレコーダーといった自動車につける機器をインターネットにつないだり、スマートフォンのアプリを利用したりして、位置情報を保険会社に提供することで保険料を決める走行距離を割り出すのです。このように、走行距離に応じて保険料が変わる保険のことを「テレマティクス保険」といいます。

また、生命保険や医療保険の分野では、1日の歩数によって還付金が出るという保険も注目されています。それぞれの人の1日の歩数は、スマートフォンに内蔵されている歩数計のデータを、専用のアプリで収集することによって知ることができます。保険会社は、健康な身体を保つために日常的に運動しているかどうかをスマートフォンから得られたデータで確認し、還付金を出すかどうか、還付金の金額はどのくらいにするか決めているというわけですね。

IoTマーケティングの見える化「バルセロナシティ」

次にご紹介するのは都市全体でIoTを活用し、さまざまな情報を見える化して、マーケティングに利用しているという例です。スペイン最大の都市の1つであるバルセロナシティ(バルセロナ)の例を見てみましょう。

バルセロナシティはマイクロソフト社と提携して、街にあるあらゆるモノをインターネットに接続し、さまざまな情報を見える化するという「スマートシティ」の最先端を走っている都市です。バルセロナシティの駐車場にはセンサーが取り付けられており、駐車場が空いているかどうかを運転手がスムーズに知ることができるシステムが確立されています。駐車場を利用する運転手は、空いている駐車場を探して街を無駄にぐるぐると運転する必要がありませんし、駐車場の経営をしている人は駐車場の稼働率が高まるため、収入を増やすことができるので、双方にとってメリットがあるというわけです。

また、水道などのインフラではスマートメーターを設置しています。スマートメーターとアプリを接続すれば、水道の使用量をリアルタイムで知ることができますし、異常があればアプリが利用者に知らせてくれます。インフラに関するトラブルを最小限にするためにも、スマートメーターは大きな役割を果たしているのです。

そして、バルセロナシティではゴミ収集もIoTによって効率化されています。それぞれのゴミ収集所にはゴミの量やゴミの腐敗度を調べるためのセンサーがついており、回収の必要があると判断された収集所にのみ回収車が向かうのです。この取り組みによって、バルセロナシティはゴミ処理の費用を大幅に削減できたのです。

街全体をスマートシティ化するには、初期投資がかなりかかります。しかし、初期投資を超える額の費用の削減ができたり、住民がストレスなくスマートに住めるという価値を生み出すことができたりと、リターンも大きいのですね。

IoTマーケティングのビッグデータを見える化した事例をご紹介

それでは最後に、IoTを活用して人やモノの動きや流れを見える化し、それによって得られたビッグデータを利用している事例について見ていきましょう。

まずは、アメリカのディズニーランドで活用されている「マジックバンド」。マジックバンドは日本のディズニーランドでいう「1デーパスポート」などのパークチケットの役割はもちろん、ファストパスやホテルのルームキー、クレジットカードの役割も果たす、ディズニーランドを満喫するために必要な機能をすべて備えているアイテムなのです。

パーク利用者にとって非常に便利なマジックバンドですが、パーク運営側にとってはパークを利用する人の行動を知り、データとして集めることができるアイテムでもあります。Aというアトラクションに乗った人は、○%の確率でBというアトラクションも利用する、この年代の人には○○というお土産が人気など、人やモノの動きや流れを知ることができます。前もってアトラクションの案内スタッフを増やしたり、商品の発注数を変えたりすることができるのです。マジックバンド1つで、年齢や性別といったカテゴリごとの分析ができ、特定の層の人たちにアプローチするイベントを組むことができるなど、ビジネスチャンスにも利用できるというわけです。

また、日本でもIoTを利用して商品管理やマーケティングを行なっている企業がたくさんあります。そのうちの1つが、回転ずしで有名な「スシロー」。スシローでは、お皿1つ1つにICタグを取り付けており、お皿の位置を把握できるようにしています。一定時間レーンに流れていれば自動的に排除し、レーンに流してからどのくらいの時間でどのようなお客さんがそのお皿をとったのかもわかるようになっています。つまり、どのネタがどの年齢層、客層に人気なのか、すべてデータとして蓄積しているのです。この膨大なデータを分析し、ビジネスチャンスの拡大やコスト削減につなげているというわけですね。

いかがでしたか?IoTは比較的新しい考え方ですが、着実に身近なビジネスに活用されていることがわかります。顧客サービスの拡充や、ビジネスチャンスの拡大、無駄なコストの削減など、IoTを活用したマーケティングで実現できることは非常に多いのです。IoTを上手にビジネスに取り入れ、利益拡大につなげたいですね。

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