「立地条件が悪くお客が来ない」
そんな悩みを抱える方に向けて、立地の悪い飲食店に集客させる方法を紹介します。
目次
立地が悪いお店の特徴とその問題
まず、立地が悪いお店の特徴を紹介します。
・お店が行きづらい不便なところにある
・人通りが少ない
・目立たない
「お店が行きづらい不便なところにある」「人通りが少ない」これは単純に周辺に人がいないのでお客が入らないという状況でしょう。
「目立たない」というのは、人通りに関係なく人の視界に入らないような目立たない場所にあるお店のことを指しています。
上記の特徴をまとめると、人に認知されていないところには客が来ないということになります。
どのお店に行くかという時に認知されていないお店は候補にあがらないのが最大の問題です。
当たり前のことですが、知らない場所には行きようがないので、ここで集客のヒントとして「人に認知されることが集客には必要」ということがわかります。
衝動来店と目的来店
お店に来店する客には大きく分けて、通りすがりの客(衝動来店)と目的がある客(目的来店)の2パターンが存在します。
通りすがり客(衝動来店)の特徴は、
繁華街や大通り、駅前のお店に訪れるお客の多くはこの通りすがり客で、
ふらっと気になったお店に来店しているのでリピーターにはなりずらく、口コミによる新規顧客の獲得もそこまで期待できません。
目的がある客(目的来店)の特徴は、
そのお店に行く目的が決まっており、そのお店について興味や関心がある顧客なので、
満足いく体験(料理や接客)ができた場合その後、常連客になる可能性や口コミで新規顧客を呼び込んでくれる可能性が高いです。
基本的に飲食店にとっては「常連客」がお店の存亡にかかわってくる重要な存在です。
「飲食店の20%の常連客が80%の利益を生み出している(パレートの法則)」とも言われています。
(厳密に計算するとそんなことはないが、常連客にはそれくらい利益に貢献しているというもの)
立地の悪い場所の飲食店には「通りすがり客」が来店する可能性が低いことから、狙いを定めるなら「目的がある客」ということがわかります。
下記の章では、目的がある客を呼び込む集客術を紹介します。
立地の悪さをカバーするための「目的がある客」集客術
1:このお店にしかない価値があると人が集まる
2:目的がある客の増やすためにネットを活用する
3:3回来店すると常連客(リピーター)になる法則を利用する
1:このお店にしかない価値があると人が集まる
「ここでしか食べられない」そんな唯一無二メニューがあれば、それは集客の強力な武器になります。
目的がある客が「あのお店の料理が食べたい」と思い、来店してもらうためには、やはりそのお店に行く理由が必要でしょう。
ですが、それだけでは不十分です。
ここでしか食べられないメニューがあっても存在を知ってもらわなければ、目的がある客を呼び込むこともできません。
次の項では、ネットを使ったお店を認知してもらう方法を紹介します。
1:目的がある客の増やすためにネットを活用する
目的客を増やすためにネットを活用する。
・予約機能があるWebメディアにお店を登録しましょう。
ぐるなび、食べログ、ホットペッパーなどが有名です。
これらのメディアから検索されて、あなたのお店が認知される可能性はあります。
また、予約機能があることでお客がわざわざ電話しなくても予約することができるので利便性が上がります。
・Googleマイビジネスは必須
Googleマイビジネスとは、Googleに店舗情報を登録することで、Googleの検索結果に情報をのせてくれるツールです。
Googleマイビジネスに登録することで、Googleに営業時間や電話番号などの店舗情報を載せることができます。
大抵の人がGoogleの検索エンジンを使い、Googleからお店を探します。
なので、お客の目にとまりやすくなります。
ネット上に露出が増えることは、立地の悪いお店にとっては非常に重要です。
そして、Googleマイビジネスで重要なのが『良い写真』を使うことです。
雰囲気が悪い写真では、集客の施策が逆効果になる可能性があるので、可能ならプロにとってもらった写真を掲載することをおすすめします。
多少駅から遠くても、Googleマップに店舗が表示されるのであれば来てくれるお客も多くなります。
3:3回来店すると常連客(リピーター)になる法則を利用する
「3回来店の法則」と呼ばれるものがあり、特定の期間中に3回来店してもらえるとリピーターになってくれるという法則です。
人によってリピーターになるまでの来店回数は違うので、あくまでも目安として3回ということです。
3回目でリピーターになってくれることを前提に集客するのであれば、3回スタンプが貯まれば(3回来店したら)特典が受け取れるなどの施策が考えられます。
立地が悪いお店とは言え、お客が0ということはないでしょう。
新規顧客として来店されたお客に3回来店してもらう施策を打ち出すことが非常に重要です。
3回目以降も常連客として、店舗に通って欲しい場合はポイントカードやスタンプカード、クーポンなどの施策を打ち出すのも良いでしょう。
ポイントカードやスタンプカードは紙のものより、アプリの方がコストが抑えられおすすめです。
Piece Point Card などがおすすめです。