ストーリーテリングを使ったマーケティング戦略|商品の魅力と価値を爆上げする方法!!

ストーリーテリングを使ったマーケティング戦略|商品の魅力と価値を爆上げする方法!!

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「ストーリーテリングって聞いたことあるけどよくわからない?」

「ストーリーを使ったマーケティングって?」

そんな方に向けて今回は、ストーリーテリングを重要視したマーケティング手法について紹介します。

 

マーケティングでストーリーテリングが重要視される理由

コルクボードの電球が書いてある付箋

近年の大きな影響の一つに『SNSの普及とコンテンツの飽和』があります。

SNSなどのサービスの普及により、誰もが情報やコンテンツを発信できるようになったことで、ネット上には膨大な量の情報とコンテンツが溢れ返るようになりました。

絶え間なく流れる情報とコンテンツの海の中では、インパクトがありキャッチーな情報でなければ人々は興味を示してはくれません。

 

「人々の興味を引き、共感を生み、記憶に残る」そんなマーケティングでなければ、効果が出にくくなってきており、

それに対する一つの答えとして存在するのがストーリーテリング(物語を使う手法)を使ったマーケティング手法です。

 

ストーリーテリングを使うマーケティングでは、企業が消費者に対して伝えたい思いをストーリーを使い伝えることで、より興味を引き、共感を生み、記憶に残るそんなメッセージを伝えることを目指します。

 

ストーリーが記憶に残るというのは経験は誰しもがあると思います。

歴史の授業も断片的な過去の記録を覚えるより、歴史を物語として覚えた方がすんなり頭に入る経験。

学校や会社で覚えたことより、印象的な本や映画の方がずっと具体的に覚えている。

 

ストーリーテリングとは、非常に強力な『伝え方』そのものです。

 

ストーリーのあるマーケティング活動で商品価値が上がる

ここで面白い実験を1つ紹介します。

 

『significant object』

Rob WalkerとJoshua Glennによって考案された人類学的な実験で、特定の商品が主観的な価値に対する物語(ストーリーテリング)の影響受けることを実証した実験です。

わかりやすく言い換えると、商品に物語をつけることで、商品の価値が変わるという実験です。

 

この実験では、eBayを介してリサイクルショップで買った商品をオークションにかけ、商品を売る際に商品の説明に個人的な物語を追加しました。

その結果、平均1.25ドルで購入した商品は、合計8000ドル近くで売れました。

(収益は寄稿者と非営利のクリエイティブライティング組織に配布されました。)

 

例を出すと、99セントで買った馬の置き物に、奇妙に体験談を付け加えオークションにかけた結果、62.95ドルで売れました。

60倍以上の値段になって売れたということになります。

 

もちろん馬の置き物の例は、特別高く売れたケースですが、

印象的なエピソードを付け加えることで商品の価値が高くなることが証明されています。

 

情報元:http://significantobjects.com/

 

商品や企業のストーリーの重要な4つのポイント

商品や企業の魅力的なストーリーを伝えるための重要なポイントは下記の通りです。

1:伝えたいメッセージ・コンセプトを明確にする

2:実際の体験をストーリーにしよう

3:シンプルでありながら、盛り上がるストーリーを作ろう

4:未来のビジョンを見せよう

 

1:伝えたいメッセージ・コンセプトを明確にする

まず、あなたの商品や会社から顧客に向けて伝えたいメッセージ・コンセプトを明確にしましょう。

このメッセージやコンセプトこそ、あなたのストーリーの核になります。

 

2:実際の体験をストーリーにしよう

フィクションではなく、ノンフィクションのストーリーを語りましょう。

あなたの会社、またはあなたから経験したことだから事実だから、そこには共感の力が宿ります。

 

もちろん、面白く共感できるフィクションもあるでしょう。

ですが、ストーリーマーケティングでは事実でなければなりません。

 

失敗も成功も、その中で感じたことも、あなたにしかない経験と知識をストーリーにするからこそ、誰もが興味を持ち、記憶に残るものになるのです。

 

3:シンプルでありながら、盛り上がるストーリーを作ろう

シンプルで誰もが理解できる話でありながら、単調になりすぎない盛り上がりのあるストーリーを作りましょう。

 

シンプルな物語とは、伝えたいこと伝わる情報が整理された物語のことです。

盛り上がる物語とは、葛藤や挑戦、対立がある話に抑揚がある物語のことです。

 

無駄な設定ばかりのストーリーは見ていて苦痛ですし、

葛藤・挑戦・対立がないストーリーは面白くありません。

 

また、事実を時系列ごとに並べられているだけの話も退屈でつまらないものです。

 

優れた作品と言われているものには必ず、優れたストーリーがあります。

無駄な設定に溢れておらず、感情移入できる葛藤があり、盛り上がる物語の流れがあります。

 

4:未来のビジョンを見せよう

未来のビジョンを顧客に見せましょう。

 

その製品やサービスが、顧客や世の中の未来をどう変えるのか?

どんな世界が待っているのか?

 

そんな未来を想像させてくれるストーリーには、顧客の感情を強く揺さぶり、顧客は強い興味を示してくれるでしょう。

ファンを獲得するようなストーリーには、未来を想像させてくれる力があります。