店舗アプリを作っても、インストールして使ってもらえなければ販促や集客につながりません。
顧客にアプリをインストールしてもらい、そして使ってもらうためにはどうしたらよいのでしょうか?
様々ある手段の中で、今回は一定の効果を得られるキャンペーンについてご紹介します。
この記事を読めば、アプリマーケティングについて改めて理解でき、効果的なキャンペーンのやり方を知ることができます。
ぜひ参考にしてください。
目次
アプリマーケティングとは?
アプリマーケティングとは、スマホやタブレットのアプリを用いて顧客との接点を作り出し、商品やサービスの購入につなげるマーケティング手法です。
O2Oとよばれるオンライン(店舗アプリ)を使ってオフライン(実店舗)に誘導するマーケティングの代表的な例と言えるでしょう。
※O2Oについて詳しく知りたい人は、以下の記事も併せてご覧ください。
アプリを使ってもらうことで企業やお店を身近に感じてもらい『販促』や
『集客』につなげることが主な目的です。
例えば、店舗アプリを作り、顧客にとってお得なクーポンを配信したり、お店の情報を配信することで店舗への来店を促します。
また、プッシュ通知と呼ばれる機能でお知らせを配信することで、顧客がお店にいないときもお店の情報が届くため、顧客との接点を増やすことができます。
顧客に何度も見てもらうことにより、購買意欲を向上させることが可能です。
1人1台スマホを持つようになった現代において、アプリマーケティングは消費者向けのサービスを展開する企業すべてに必須のマーケティング手法といえるでしょう。
アプリマーケティングの成功事例については下記の記事でも紹介しているので、是非合わせてご覧ください。
アプリマーケティングの効果を高める4つの方法
アプリマーケティングについての理解ができたところで、実際に効果を高めるために行うべき施策にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
今回は、4つの方法をご紹介します。
・アプリ評価をしてもらう
・リファラルダウンロードを促進する
・アイコンに「赤いバッジ表示」を出す
・マイルストーンキャンペーンを実施する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
アプリ評価をしてもらう
アプリストアで顧客がアプリをインストールするかどうかを決めるときに、判断材料のひとつになるのが、アプリ評価です。
アプリストアでは、アプリの評価が上がれば上がるほど、検索結果上位にアプリを表示させます。
自らアプリの評価をしたり口コミを書いてくれる顧客は残念ながらほとんどいません。
そのため、運営者側から積極的に口コミ投稿を促さなければなりません。
例えば、アプリ内でバナーを出して口コミ投稿を依頼するなどです。
しかし、バナーを出しすぎると鬱陶しいと思われてしまうので、バナーの出しすぎにも注意しなければなりません。
バナーでこのアプリが好きかどうかを「はい」か「いいえ」で選んでもらい、そこから☆を1~5でつけてもらう評価につなげてアプリ評価をしてもらうと良いでしょう。
口コミを書いてくれたユーザーに対して特典を用意しておくと、よりたくさんの口コミを集めることができます。
例えば、「口コミ投稿で200ptプレゼント!」などといったインセンティブを用意しておくことで、口コミ数の増加を見込めます。
評価は恒久的に残り続けるものなので、先行投資と考えて積極的に実施していきましょう。
リファラルダウンロードを促進する
リファラルダウンロードとは、簡単に言うとユーザーが別のユーザーにアプリを紹介することでダウンロードを促す方法です。
アプリマーケティングを上手くいかせるには、「口コミ」を効果的に利用する必要があります。
ユーザーはサービスを選択する際に、口コミを調べることが多いです。
サービス提供者側が言っていることは良いことが大半なので、悪いことは隠しているのではないか?という気持ちが潜在的に働くからでしょう。
口コミは、サービス提供者ではない、第三者かつ利用者の実際の感想を聞くことができるので、かなり信ぴょう性が高くなります。
したがって、良い口コミが拡散されるとリファラルダウンロードの増加が期待できます。
そして、口コミを広めるにはSNSが適しています。
すでにアプリを使ってくれている人に口コミを書いてSNSにシェアすることを促して、口コミをSNSで拡散してもらうのが良いでしょう。
すでに使ってくれている人に口コミを書いてもらうために、シェアしたくなるようなキャンペーンを打ち出す必要があります。
もしくは、シェアすることに特典をつけるなどの対策が必要でしょう。
例えば、マクドナルドの公式Twitterでは以下のようなツイートでリツイート(フォロワーに拡散)を行っています。
新登場 #マックフルーリー月見 おいしさの秘密????
マックフルーリー史上初のわらびもちに、黒みつソースとミルクリッチな味わいのソフトクリーム????さらに、ふわっと香るきなこ風味のサックサクなコーンクラッシュ❗これは間違いないでしょ✨食べたいと思ったらRT????❗ https://t.co/NPoB6zzvZa pic.twitter.com/3q4halVlIy— マクドナルド (@McDonaldsJapan) September 5, 2020
ドコモの公式Twitterでは、リツイートを行うことで抽選でDポイントが当たるキャンペーンを行い、認知の拡大を行っています。
「月曜日にdポイントがあたるキャンペーン」参加条件は2つ
①dマーケット(@docomo_dmarket )をフォロー
②このツイートをリツイート
※RTすると、自動でリプライが届くよ
※応募期間は9月7日10時~9月7日23時59分です
※詳細はこちら→https://t.co/7UFpCpENat#dマーケット#ゆううつな月曜日 pic.twitter.com/c84PcAbKC1— dマーケット (@docomo_dmarket) September 7, 2020
SPURというマガジンでは、Instagramを利用したキャンペーンを行っています.。
大手企業もTwitterなどのSNSを活用したマーケティングを行っています。
アプリマーケティングとの親和性も高いので、まだSNSを活用していない企業は早急に使い始めるとよいでしょう。
アイコンに「赤いバッジ表示」を出す
お知らせなどを配信したときに、アイコンに赤いバッジを表示するキャンペーンは、アプリを利用してもらう機会を作ることができて効果的です。
スマホを見て、アプリのアイコンに赤いバッジがついていたら
「何か通知が来ている、なんだろう」
と思う人は多いです。
アイコンに赤いバッジをつけるだけで、アプリを開く行為をしてくれる人は増えるでしょう。
しばらく利用していなかった人にまたアプリを利用してもらうのには、いちばん手っ取り早いキャンペーンです。
しかし、これはテクニックの一つであるということを理解しておかなければなりません。
これに頼った戦略を続けることは長期的に見てユーザーの信頼を損ねる可能性があるので注意が必要です。
頻繁に多用するのではなく、ある程度の期間を空けて他の施策と織り交ぜつつ行っていきましょう。
マイルストーンキャンペーンを実施する
マイルストーンキャンペーンとは、アプリの利用者にクエスト的な課題を与えることで、頻繁にアプリを利用してもらうことを狙ったキャンペーンです。
店舗アプリなら
「○○円買うごとにレベルが上がる」
「何回来店すると○○プレゼント」
というように節目を設定することで、顧客はレベルを上げるためにアプリを利用してくれるようになるでしょう。
ゲームで自分のレベルを上げるのが楽しくてやっている人が多いように、店舗アプリでも節目を設定することで、ゲーム感覚で楽しく利用してもらえます。
そして、リファラルダウンロードの項目で書いたように、シェアしてもらうためのキャンペーンとしてもこのマイルストーンキャンペーンは使えるでしょう。
レベルが上がった時、クエストを達成したときにSNSにシェアをしてもらいます。
そのときに口コミも一緒にシェアすることを促し、リファラルダウンロードも狙いましょう。
まとめ
今回は、アプリマーケティングで使える効果的な施策やキャンペーンについてご紹介しました。
ここでご紹介した4つの方法以外にも、まだまだ使えるキャンペーンはあります。
店舗アプリを作ったのなら、無駄にならないように効果的に使って、販促や集客につなげられるように工夫をしていくことが大切です。
以下の記事では、JALやアサヒビールといった有名な企業が行ったアプリを用いたキャンペーンを紹介しています。
本記事と併せてご覧いただき、参考にしてください。